プチポンカナリア

トマトの育て方.com

プチポンカナリア

読了までの目安時間:約 7分

 

スポンサードリンク

プチポンカナリア

 

 

プチポンカナリアは、マウロの地中海トマトシリーズの1つです。

 

一般的なミニトマトよりも小さいけれど魅力的な、

プチポンカナリアの特徴と栽培のコツなどをご紹介します。

 

 

[プチポンカナリア]

 

 

◎カナリア色の可愛いトマト
プチポンはシリーズ化されている品種で、
カナリアの他にはバイオレット(紫)とロッソ(赤)があります。

どれも色がとてもキレイですが、プチポンカナリアも負けていません。

 

カナリアといえば、明るい黄色の可愛らしい鳥です。

そのカナリアの名がついたプチポンカナリアも、美しい黄色の表皮を持っています。

 

黄色にオレンジが少し入ったような濃いはっきりとした色をしていて、
表面にはつやがあります。

 

形は球形で整っていて、ヘタの際までしっかりと色がまわります。

1個の実の重さが5gほどと、一般的なミニトマトよりも一回りほど小さいのが特徴です。

 

小さく(プチ)て、口にポンポンと気軽に入れて食べられることから、
このシリーズにはプチポンという名前がつけられました。

 

名前の通り、小さくて一口で食べやすいサイズ感と、
カナリアカラーの可愛らしい色で、食事も楽しくなりそうです。

 

 

C)園芸ネット

 

 

◎甘みのある機能性品種
プチポンカナリアは、糖度が6度~8度くらいになります。
近年流行しているフルーツトマトなどは、糖度が10度以上になるものもあり、
食べた瞬間に甘みを強く感じます。

 

そういったトマトに比べると、プチポンカナリアはやや糖度が低いですが、
糖度が低い分、くどさがまったくなく、たくさん食べるには適しています。

また、さっぱりとした甘みの中に、程よい酸味も含まれているので後味も良いです。

 

プチポンカナリアはおいしいだけでなく、機能性も持っていることで注目されています。
プチポンシリーズは、どれも機能性を持っているのが特徴で、
その中でもカナリアは、βカロテンが含まれています。

 

他のプチポンシリーズの品種には、
バイオレットがアントシアニン、ロッソにはリコピンが含まれています。

 

単体で食べるのも良いですが、3種類すべてを食べることで、
不足しがちな栄養素を補うことができるのが嬉しいポイントです。

 

 

 

 

◎家庭菜園でも育てやすい
プチポンカナリアは一般のミニトマトよりも実が小さいため、
特殊な品種のように感じますが、そんなことはありません。

 

種も市販されていますし、家庭菜園でも育てることができます。
育て方も難しいことはなく、一般的なミニトマトの育て方で、十分収穫できます。

 

1つの房に小ぶりの実がいくつも連なっている姿を見ると、とても嬉しくなります。
1段につく実の熟期が揃いやすいので、房どりも可能です。

 

早生種なので、収穫開始のタイミングも早めで、栽培期間を長くとれます。
葉のサイズは中程度で、節間がやや広めですが、一般的な栽培スペースで問題ありません。

 

◎多肥にしない
プチポンカナリアの特徴といえば、小ぶりの実と明るい黄色です。
小ぶりの実であることが普通なので、これを無理に大きく育てるのはタブーです。

 

元肥や追肥を多くして、無理に実を大きく育てようとすると、
草勢が強くなりすぎてしまい、樹ボケを起こして着果不良になることがあります。

 

元肥や追肥する時は、量を多くしたり濃度を高くせず、規定通りに与えるようにします。
トマト栽培で共通することですが、元肥中心に多量の肥料を与えるよりも、
こまめに少量ずつ与えた方が、株も疲れにくくなります。

 

また、灌水量にも注意します。
与える水の量が多いと、どうしても肥効が強く出過ぎます。
これもまた樹ボケの原因となるので、土が乾くまでは水を与えないようにします。

 

 

C)園芸ネット

 

 

■プチポンカナリア

 

◎特徴
・1個の実が5gほどと、小ぶりで可愛らしいミニトマト品種です。
・表皮はカナリアのように明るく濃い黄色で、ヘタの周りまでキレイに色づきます。
・形は球形で整っており、実の大きさや形が揃いやすいです。
・糖度は6度~8度になり、あっさりとした甘みの中に程よい酸味もあって、
食味は良好です。
・サイズが小さくカラフルなので、サラダなどに加えても色が映えますし、
お弁当の隙間埋めにも重宝しそうです。
・プチポンシリーズには機能性があり、カナリアにはβカロテンが含まれています。
・色がとても美しく、単体を袋詰めしただけでも見映えがしますが、
他のプチポンシリーズと合わせることで、さらに目を引く存在感が出ます。
・家庭菜園でも育てることができる品種で、種も市販されています。
・葉のサイズは中程度、節間はやや広いですが、栽培スペースは通常と同じです。
・実が小ぶりなのが特徴なので、多肥にしたり灌水量を多くすると、
樹ボケして着果不良を起こしたり、裂果が増える原因となります。

 

◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般のミニトマトと同じです。
・元肥、追肥ともに多量に与えないようにします。
・灌水量を多くすると、肥効が強く出過ぎる場合があるので、控えめに管理します。
・接ぎ木苗で育てる場合は、台木にTm-1型を利用します。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


スポンサードリンク

 

タグ :

トマト 品種

この記事に関連する記事一覧

■人気の記事!