オレンジチャーム
オレンジチャーム
オレンジチャームというミニトマト品種が人気です。
名前にオレンジと入っている通り、実の色は鮮やかなオレンジ色です。
トマトやミニトマトといえば赤色を思い浮かべますが、
オレンジ色のトマトというのも意外とあります。
最近ではスーパーに並んでいるミニトマトの中にも、オレンジ色のものがあるほどです。
家庭菜園で育てるのですから、オーソドックスな赤色のミニトマトも良いですが、
オレンジ色の少し珍しい品種を育ててみるのも面白いです。
オレンジチャームの実は、まん丸というより少し縦長で、
いわゆる腰高と呼ばれる形をしています。
育てている環境によっては、丸に近い形になることもあるようです。
大きさはだいたい1玉10g~15gくらいで、ミニトマトとしてちょうど良いサイズです。
一口で口に入れることができるので、洗って冷蔵庫に入れておけば、
おやつ代わりに気軽に口に入れて食べることもできます。
お弁当の彩りとして入れる場合も、良いポイントカラーになります。
最終的な色が赤くならないトマトは、収穫のタイミングが分かりにくいですが、
オレンジチャームなら、とてもわかりやすく収穫適期を逃しません。
緑色の実が、時間が経つとともにだんだんと黄色っぽい色になり、
その黄色が濃くなってきて、最終的にはオレンジ色になります。
このオレンジ色になったタイミングが収穫の適期です。
赤くないミニトマトは、赤いものに比べると味が落ちると思われがちですが、
オレンジチャームは赤いミニトマトよりも甘みが強いとされています。
特に夜に涼しくなる時期の実は甘みがとても強く、
まるでフルーツのような味わいと口当たりになります。
晴れた日の日中の気温が高く、夜間に涼しくなる気候が良いので、
秋トマトとしても威力を発揮します。
>>秋トマトの育て方
ミニトマトは一般的に種から育てる場合、
夏の収穫に間に合うように、種播きの時期がとても早くなります。
2月や3月と、発芽温度に達することが少ない時期に種播きをするため、
種播きから育苗するのは少し難しいところがあります。
オレンジチャームは、収穫を秋に合わせるため、4月頃から種播きを開始します。
4月に入れば、気温が徐々に上がってくる地域も多いため、
種播き~育苗の難易度は下がります。
種蒔きが遅いということは、定植のタイミングも他より遅くなるため、
春に収穫する前作との兼ね合いもつけやすいのが利点です。
一般的な品種も一緒に育てれば、夏~秋にかけて長期間の収穫が可能になります。
オレンジチャームは皮が薄く柔らかいので、裂果しやすいのがたまに傷です。
急激な水分の吸い上げによって裂果が増えるので、雨除けしたほうが良いです。
生育は比較的旺盛で、1段目と2段目は花房が1つしか出ませんが、
3段目以降は各段に花房が2つに分かれてダブルになることが多いです!
そのため、1段につく実が20個~30個と多く、たくさん味わうことができます。
葉色が濃く、オレンジ色の実とのコントラストがキレイなので、
実が木についた状態で目でも楽しむことができます。
[オレンジチャーム]
■特徴
・1玉10g~15gでミニトマトとしてちょうどよい大きさをしています。
・皮はキレイなオレンジ色をしています。
・甘みが強く、糖度は8度~10度です。
・酸味が柔らかいので甘みを強く感じます。
・夜間に気温が下がる時期に特に甘みがのるので、秋トマト栽培もお勧めです。
・実の形は丸~やや縦長をしています。
・皮が薄く柔らかいので、一口で食べても皮が口に残りません。
■栽培のコツ
・秋収穫を目指した方が味が良いので、4月頃から種播きを開始します。
・育苗、定植後も一般的なミニトマトと同じ育て方で問題ありません。
・皮が柔らかいので裂果しやすいため、雨除けをしておくのがお勧めです。
・生育は旺盛で、3段目以降の花房が二股になることが多い品種です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方