ミニトマトの摘果
アイコの果実、そろいが良いので摘果はしなくて良いですね
ミニトマトは、大玉トマトや中玉トマトに比べて、
1段の果房にたくさんの実がつきます。
1つ1つの実が小ぶりで育てやすく、家庭菜園でも特に人気の高い野菜です。
そんなミニトマトですが、
たくさん実がついた時には、摘果は必要なのでしょうか。
[ミニトマトの摘果]
■ミニトマトの摘果
ミニトマトは、1つの果房にたくさんの実をつけます。
品種によっては、1段に2つの果房がつくこともあるため、
収穫できる個数が、大玉トマトや中玉トマトに比べてとても多いので特徴です。
また、1つの実の大きさも小ぶりなため、着果してから収穫までにかかる時間が短く、
収穫して食べる楽しみが大きいです。
ミニトマトを育てていると、果房にたくさんの実がついて嬉しくなりますが、
すべての実を育てても良いのか悩むことがあります。
大玉トマトのように、摘果は必要なのでしょうか。
・摘果しない
ミニトマトの場合は、摘果しなくても育ちますし、
実の肥大や味に影響することはほとんどありません。
そのため、家庭菜園では摘果をせず、そのまま育てることが多いです。
・摘果する
ミニトマトは、摘果をしなくても育ちますが、中には摘果をする方もいます。
ミニトマト栽培に慣れている方や、農家の方は、摘果することが多いです。
摘果しなくても育ちますが、摘果した方が、栽培後半の疲れが出にくくなります。
ミニトマトは、果房の付け根から先端に向かって、徐々に花を咲かせます。
開花のタイミングが違えば、着果や肥大、着色のタイミングも少しずつずれます。
房の付け根に近い実が収穫できる頃、
先端はようやく大きく膨らんでくる、ということも少なくありません。
全ての花を着果させても、付け根と先端では、
先端の方の実が小さくなる傾向が強いです。
そのため、品質や実の揃いを優先する農家では、
先端部分の実を収穫するまで待たず、花を摘んだり摘果します。
先端の実にいく予定だった養分も、その他の実に行き渡るため、
充実したおいしい実が育ちます。
また、先端に近い実を収穫するまで置いていると、その分体力を多く使います。
早めに摘花や摘果をして育てる実の数を制限することで、
栽培後半までスタミナが続き、実のサイズも大きめに揃い味も良くなります。
CFプチぷよ、果実のそろいが良いのでこのまま育てます
CFプチぷよ、この房はバラバラなので、果実の小さいものを3個取ります
■摘果する時のポイント
ミニトマトを摘果して育てる場合、
摘果せずに育てるよりも、やはり注意したいポイントがあります。
摘果をする場合は、ポイントに注目して、作業を行ってください。
・摘果する場所
ミニトマトを摘果する場合は、
果房の先端から1/4～1/5くらいのところを目安に摘果します。
花の数でいえば、3個～5個くらいです。
他の実が十分に育っているのに、
実の肥大が悪い、あるいはまだ開花中の花があれば、そこを切り取っても良いでしょう。
・清潔なハサミで
摘果する時は、先端をハサミで軸ごと切り落とします。
この時に使うハサミは、必ず清潔なものを使いましょう。
病気に感染しているトマトに使ったハサミをそのまま使うと、
感染していないトマトにも、病気が移る可能性が出てきます。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
