トマト 暴れる 対策

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トマト 暴れるときの対策

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トマトを育てていると、樹勢が強く茎や葉がどんどん生長して、暴れることがあります

 

 

樹勢が弱いときも不安になりますが、

誘引や脇芽かきが間に合わないほど暴れると、どうすれば良いのか困ります。

 

トマトの樹が暴れた時、どのような対策をしたら良いのでしょうか。

 

 

[トマト 暴れるときの対策]

 

 

■トマト 暴れるときの対策

 

トマトが暴れる原因は、おもに肥料過多窒素過多です。

そのため、肥料の効果を減らしたり、生育に回る養分を減らすことが、
暴れているのを大人しくさせる方法ということになります。

 

トマトが暴れないように予防する方法と、
もしトマトが暴れてしまった時の対策をまとめました。

 

1.元肥、追肥を減らす
トマトが暴れないようにするためには、まず肥料の量を調整することが必要です。
トマトは実をたくさんつけるため、実のサイズに関わらず、肥料が必要になります。

 

けれど、肥料を与えれば与えるほど良いかといえば、そうではありません。

トマトにも、トマトに合った種類と量の肥料が必要です。

 

特に元肥が多すぎると、生育初期からトップスピードで生育するため、
株全体が暴れやすく、樹ボケ状態となって収量が激減します。

 

トマトは品種によって、樹勢が強かったり弱かったりします。
栽培するトマトの性質を把握し、性質に合わせて元肥の量を決めましょう。

 

また、栽培する土地にどれだけ肥料が残っているのかも、
栽培中にトマトが暴れるかどうかに大きく関わってきます。

 

肥料が多く残っている、肥沃な土地である場合には、肥料を控えめにしましょう。
追肥する時の肥料の量や追肥の頻度も、生育中のトマトの様子を見ながら決めます。

 

2.肥効を弱める
すでに肥料をたくさん与えてしまっている場合は、肥効を弱めるように工夫します。

 

肥効を弱める方法は、2つあります。

1つは、わざと乾燥気味に管理する方法です。

 

粒状の肥料の場合、土に含まれている水分に触れることで、肥料成分が溶けだします。

 

この溶けだした肥料成分がトマトの根に吸収されるのですが、
溶けだした肥料成分が多いと、いつまでたっても暴れたままになります。

 

乾燥気味に管理することで、肥料が土の中にあったとしても、
溶けだすことができないので、肥効が弱まります。

 

2つ目は、大量の水を流す方法です。

 

元肥や追肥を多く与えてしまった場合、回収できる分だけでも回収すれば、
それだけ肥料の量は減ります。

 

けれど、一度土にまいてしまった肥料のすべてを戻すのは、なかなか難しいものです。
粒状の肥料であればまだ良いですが、液体肥料の場合は、戻すことはできません。

 

そんな時に有効なのが、水を大量に流す方法です。
水を与えるので、その分肥料は溶けだします。

 

けれど、通常とはけた違いの量の水を与えて流すため、
今度は溶けた肥料が流亡しやすくなります。

 

特に液体肥料を与えている場合や、
プランターなどを使ってトマトを育てている場合に、有効な手段です。

 

液体肥料は大量の水で濃度が薄まりますし、
プランターなどの容器は底から余分な水が抜けやすいので、
肥料分を含んだ水が流れ出やすいです。

 

畑で実践する場合も、水はけの良い土であれば、
肥料成分を含んだ水が抜けやすいので、水によって肥料成分を流す方法は有効です。

 

 

茎が太く暴れている左の大玉品種、葉を切り過ぎています

 

 

3.葉先を切る
トマトが暴れる原因は、肥料過多です。
すでにトマトが暴れている状態だと、トマトの葉はとても大きく、色も濃いです。

 

肥料過多で根からの吸収が多い上に、葉でも盛んに光合成をしているとなると、
余った養分が使われず、株は暴れる一方です。

 

少し手荒な方法になりますが、大きな葉を切ってしまうという方法があります。
ただし、葉は1枚全部切ってしまうのではなく、先端から1/3ほど切るのが良いです。

 

また、一度にあまりたくさんの葉を切らず、様子を見ながら行います。

 

 

樹が暴れているときは、脇芽を伸ばしてみます

 

 

4.脇芽を伸ばす
トマトが暴れるのは、株の中に養分がたくさんありすぎるからです。
余っている養分を消費させれば、生育スピードが緩まり、落ち着いてきます。

 

一般的なトマト栽培では、脇芽が発生した時には、小さいうちに摘み取ります。
けれど、株が暴れているのであれば、脇芽はとらずに育ててみましょう。

脇芽が育つことで、余っている養分が消費され、暴れているのが落ち着きます。

 

ただし、すべての脇芽を育ててしまうと、
今度は養分が急激に減って生育不良になる可能性が出てくるので、
1本仕立てを2本か3本にする程度にとどめます。

 

 

大玉品種は摘果を遅らせます

 

 

5.摘果を遅らせる
ミニトマトではあまり行いませんが、中玉トマトや大玉トマトでは、
実のサイズを十分に大きくするために、摘果を行うことが多いです。

 

正常に生育しているのであれば、果房の先端か生育の悪いものを摘果しますが、

株が暴れているのであれば、摘果を遅らせましょう。

 

摘果を遅らせることで、養分は分散しますが、養分が余っているので問題ありません。

 

ただ、着果した分だけすべて最後まで肥大させると、
収穫したい良い実のサイズが小さくなることがあるので、
様子をみて途中で摘果するようにしてください。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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トマト栽培Q&A

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