トマト 誘引
トマトの重みで倒れないように支柱に誘引していきます
トマトを栽培するときには、支柱を立て誘引することが必要です。
誘引の意味と詳しい方法、場所をご紹介します。
[トマト 誘引]
■誘引の意味
トマトは地這いで栽培することもあります。
それはジュースなど加工用のトマトを栽培するときに多いです。
一般的なトマトを育てる場合は支柱を立てて、まっすぐに栽培します。
支柱は1~3本で立てられますが、それだけでは苗は倒れてしまいます。
ここで必要になるのが誘引です。
誘引とは、茎、つるを支柱に導き結びつけ、
生長の向きや株のバランスなどを良くすることを意味します。
トマトは、支柱に茎を紐で結び付け、
倒れないように、元気に生長させるために誘引を行います。
■誘引の仕方
麻紐、ビニール紐、梱包紐などがありますが、ヒモ状のものであれば何でも良いです。
あまり細い紐を選ぶと茎に食い込んだり、茎を傷つけてしまうので、
少し太い、横幅のあるものを選びます。
麻紐であれば、栽培が終わったときに、
そのまま土に混ぜ込むこともできますので便利です。
誘引の紐の結び方
紐は8の字にゆるく結びます。
誘引の仕方ですが、紐をクロスさせて、
8の字を作って誘引するようにします。
クロスさせずに誘引すると、支柱に当たります。
支柱と苗が擦れて、茎に傷ができてしまいます。
傷をつけないために8の字に結び誘引するわけです。
誘引するときにはぎゅっと締めずに、ゆるく結びます。
強く結んでしまうと、トマトが育つ過程で茎も太くなりますので、
茎に紐が食い込んで、最悪の場合はその場所から折れてしまいます。
結ぶときには、強い力で締め付けないように注意してください。
花房の真下で結ぶと良いです
■誘引する場所
やみくもに誘引するのではなく、誘引し結ぶのに適した場所があります。
それは、花房の真下です。
たまに花房の真上を結んだり、別のところに誘引する方が居ますが、
実が着いてきて、重さで倒れないようにするために、花房すぐ下を誘引します。
どの段も花房下を誘引するので、
6段花房まで収穫するのであれば6箇所くらいです。
必要に応じて、第1花房より下を固定するために誘引するときもあります。
苗がある程度育つまでは、花房下にこだわらなくても構いません。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方