トマト 第一花房
桃太郎ゴールドの第一花房(05.23)
トマト栽培では、第一花房という言葉がよく使われます。
こちらは「だいいち かぼう」と読みます。
第一花房は栽培初期の生長の目安にもなります。
その他、第一花房には意味があるので、説明していきます。
*第一花房の一番花については、こちらも合わせてご覧ください。
>>トマト 一番花
[トマト 第一花房]
■第一花房とは?
第一花房とは、トマトが、最初につける花房のことです。
その次に出てくる花房のことは第二花房、その次は第三花房、となります。
第一花房、よく出てくる言葉ですが、どういうときに重要なのでしょうか?
トマトの第一花房と向き
■第一花房はいろいろな目安になる
まず、第1花房は、栽培のさまざまな目安になります。
・苗を選ぶ時
苗を選ぶときに、第一花房が付いているものを選びます。
大きな蕾や花がついている苗が安心です。
良い苗を購入して、すぐに植え付けができるように、ということですね。
栽培に慣れていて、すぐに植えないのであれば付いていなくても良いです。
慣れてきたら、第一花房の蕾を確認して植え付けても良いです
・植え付けをする時
植え付けの適期は、通常、第一花房が咲いてから行います。
トマトが生長するのに、栄養生長と生殖生長とを同時に行います。
第一花房は生殖生長の一段階目と思って良いです。
この時に植えつけることによって、
両方の生長を並行してバランスよく行うことができます。
・第一花房を自分側に植え付ける
植え付けるときに、花が見えている方を自分側や通路に向けます。
これは、トマトの花房は同じ向きでつく性質を利用します。
第一花房が自分の方に向いていれば、
その後の第二、第三花房も全部自分の方に向いて、
受粉や収穫などの管理がしやすくなります。
筆で人工授粉して着果させた第一花房、ホーム桃太郎(05.23)
■第1花房は必ず着果させる
トマトの第一花房に実をつけることは、とても重要なことです。
第一花房にしっかりと実がつけば、その後も順調に実をつけてくれます。
第一花房に実がつかないと、その後の実つきが悪くなり、収穫量が落ちます。
収穫を安定させ収穫量を上げるためにも、
第一花房には確実に実をつけるようにしましょう。
人工授粉をすると安心です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方