トマト 実が大きくならない
トマト 実が大きくならない理由は……
[トマト 実が大きくならない]
■トマト 実が大きくならない
1.肥料不足
大玉、中玉、ミニトマトの実が一番育つ時期に、養分が足りないと、
やはり充分に実を大きくすることができません。
かといって、早いうちから大量の肥料を与えていると、
茎葉ばかりが茂って花付きが悪くなる、
樹ボケという状態になることがあります。
追肥のタイミングとしては、
大玉トマトの場合、
着果した実がピンポン玉くらいの大きさになったら、
最初の追肥を行います。
ミニトマトの場合は、
着果した実が少し大きくなってきたのを確認できたら、
追肥を開始していきます。
生育初期は肥料を控えめにし、
実がつき始めたら追肥を開始すると覚えておきましょう。
>>トマト 肥料の与え方と時期
2.生育スペースが狭い
同じくらいの日照条件であっても、
地植えと容器栽培では株の育ち方が違います。
広いスペースをよく耕した場所で地植えで育てていると、
根が育つスペースがとても広いことになります。
反対に容器栽培の場合は、
容器の大きさ分より広く根を広げることはできません。
トマトはとても根張りの良い野菜です。
小さな容器で育てていると、思うように根が張れず生育にも影響します。
茎葉が大きくならないだけでなく、
せっかく着果した実もあまり大きくならずに終わることがあります。
地植えの場合は広い範囲を30cm以上の深さによく耕し、
容器栽培の場合は野菜用大型コンテナなど、
容量の大きいものに植えるようにしましょう。
脇芽かきをすると良い実がなります
3.脇芽かき・摘芯をしていない
脇芽摘みや摘芯をきちんとすることで、枝や葉を育てつつ、
実をより大きくすることに養分を使うようになります。
脇芽は大きくなる前に摘むようにします。
トマトはとても脇芽が出やすいですので、
こまめに見回りをして摘むようにしましょう。
摘芯は、支柱の高さまで育ったり、
花をつける段数まで育ったら行います。
>>トマト わき芽かき・摘心の方法
4.摘果していない
ミニトマトの場合はあまり起こりませんが、
大玉トマトの場合、着果した実を全てそのまま育ててしまうと、
養分が分散してしまい、実が思うように大きくならない場合があります。
生育条件にもよりますが、一段につき2個~4個くらいまで育てるようにし、
他の小さくて形の悪いトマトは摘果するようにしましょう。
5.大玉トマトではない
育てているのが、大玉トマトの品種ではない場合が稀にあります。
私もホームセンターで大玉トマトの苗を購入したら、
ミニトマトだったことがありました。
タグのついていない苗を購入した場合は、他の品種と混ざってしまい、
別のトマトが育ってしまうこともあります。
前年に育てていたトマトから自家採取した種から育てた場合、
先祖がえりを起こすなどして思うように育たないこともあります
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方