トマト 台風対策

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トマト 台風対策

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今年の大玉トマトは、良い感じに育っています

 

 

[トマト 台風対策]

 

 

■トマト 台風対策

 

トマトが元気に育ち、赤く色づいてきたときに、
台風の風や雨によって傷んでしまうと、とても残念です。

 

台風が上陸する前に、
台風対策をしてトマトを守りましょう。

*他の植物にも応用できますのでぜひご覧ください。

 

1.誘引しておく
台風がくる頃になると、矮性種はでない一般的な品種のトマトの場合、
人の背丈ほどに育っているトマトも多くなってきます。

 

支柱を立てていたとしても、しっかりと誘引されていなければ、
台風の強風に煽られて、ぽっきり折れてしまうことがあります。

 

支柱の高さまでは、しっかりと紐などで誘引し、
支柱を超えるようになったトマトは摘心しておきます。

 

2.高い場所から低い場所へ下す
主に鉢やプランターなどの容器栽培をしているものに対しての対策です。

台の上など、高い場所に置いていると、
それだけ風の影響を受けやすくなります。

 

強風に煽られて台から落下し、
その勢いで根ごと株が抜けてしまうケースもあります。

 

そうなってしまっては、根が傷むのを防ぐことはできません。
植え直しても、その後の生育が元に戻るかどうかわかりませんし、
最悪の場合は枯れてしまうこともあります。

 

台風が近づいてきたら、鉢やプランターなどの容器を
必ず高い場所から地面に近い低い場所に下ろしておきます。

 

 

 

容器栽培は、容器をまとめておきます

 

 

3.容器は固めておく
容器栽培をしている場合、トマトは土の量がたくさん必要なため、
容器も大きいものを使っていることが多いです。

 

それでも台風の強風によって、容器ごと倒れてしまうことがあります。
できるだけ風を遮ることのできる場所に移動させます。

 

トマトだけでなく、他の植物を鉢などで栽培している場合は、
それらをすべて一か所に集めて寄せておくことで倒れにくくなります。

 

4.鉢ごと倒しておく
どうしても風によって倒れてしまう心配がある場合は、
最初から倒しておくようにします。

 

一見すると乱暴に見えますが、風に煽られて勢いよく倒れるより、
人の手でそっと倒した方が衝撃は少なく済みます。

 

この時、できるだけ土が漏れないように、完全に倒すのではなく、
容器の下に何か置いて、斜めになるようにしておきます。

 

また、鉢などは風に吹かれると横向きに回転してしまうことがあります。
石やテラコッタ製の重い鉢、レンガなどで脇を固めて、
風で転がらないようにしておきましょう。

 

5.実は収穫しておく
台風による強風で実が落ちてしまったり、
大雨に当たって実が割れてしまうことがあります。

 

特に収穫間近のものが被害に合いやすいので、
台風が上陸する前に、できるだけ収穫しておくようにします。

 

できれば青い実も収穫しておきたいところですが、
できるだけ樹上で熟させたい場合は、
色づいたものだけを収穫しておくようにします。

 

 

台風にも鳥よけにも活躍します

 

 

6.ネットをかける
実がついている房ごと台所用の排水ネットなどをかぶせておくことで、
風の当たりを和らげることができます。

 

また、万が一実が落ちてしまっても、
ネットの中に止まって下まで落ちないので、
落下の衝撃で実が割れてしまうのを防ぐことができます。

 

色づいた実を収穫しておき、
まだ色のついていない緑色の若い実をネットで保護しておくと、
台風が去った後も樹上で熟させることができます。

 

 

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7.支柱を補強する
トマトの株を支えるはずの支柱自体が倒れては意味がありません。

 

1株に対して1本だけ縦に支柱を立てている状態であれば、
その支柱の後ろにクロス状に支柱を立ててしっかり紐で結んで組んでおくと、
支柱を補強することができます。

 

また、雨除けなどで支柱の上にビニールをかぶせている場合、
ビニールが風に煽られて支柱ごと倒れてしまうことがあります。

 

普段は雨除けとして必要なビニールですが、
台風の時だけははずしておくようにしましょう。

 

ビニールをはずすだけでも風の抵抗を受けにくくなり、
支柱が倒れにくくなります。

 

 

こんなに茂らせると、なぎ倒されます

 

 

8.葉を減らす
余分な葉がたくさん茂っていると、風で揺らされ、
葉同士がこすれて傷ついてしまうことがあります。

 

不要な葉を間引くことで、葉と葉の間に隙間ができ、
摩擦を減らすことができます。

 

トマトは地際から7枚~8枚ほどの本葉がつき、
その上に一段目の花房がつきます。

 

その後はたいてい3枚の葉がつき、
その上に花房がつくというパターンを繰り返します。

 

花房と花房の間にある3枚の葉は、
花芽や実を育てるのに必要な葉なので、
むやみに間引いてはいけません。

 

間引きができるのは、実の収穫が終わった段の下までの葉です。
下葉の中でも、特に黄色く変色していたり、
枯れたようになった葉があれば優先して取り除きます。

 

下葉を取り除くことで、台風による大雨での泥はねを防ぐことができ、
その後の風通しもよくなります。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方


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トマト栽培Q&A

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