トマト 元気がない
トマトに元気がない、今までとても元気だったのに……、
ということはありませんか?
どのような状態で元気がないか、症状により原因を見極められます。
病害という可能性もありますので早めに対策をしてください。
トマトの株の症状別に原因をご紹介します。
[トマト 元気がない]
■トマト 元気がない
1.葉が内側に丸まっている
特に株の上部の葉が内側に丸まっていませんか?
チッソが多いと丸まってしまいます。
生育上特に問題はありません。
チッソ過多と思われるトマト
2.毎日水やりをしているがしおれる
毎日水やりをして、用土が湿った状態にしていませんか?
水やりの頻度が多すぎると土の中にある空気の層(=気相)が、
常に水に浸かっている状態になります。
この状態が起こると、根が呼吸できなくなり腐ってしまいます。
水やりは用土の表面が乾いたら行うと元気に育ちます。
水を与え過ぎると根腐れし枯れることもあります
3.トマトの生長点、上部だけがしおれる
甘いトマトを育てたいからといって水を切り過ぎていませんか?
生長点が枯れてしまうとその後はわき芽を伸ばすしかありません。
生長点が枯れる前に水やりをしましょう。
4.トマトの片側の下の葉がしおれる
萎ちょう病の疑いがあります。
しおれた葉は夜には回復してまた昼間にしおれるといった状態を繰り返します。
やがて上部へと広がり、葉は黄色になったあと、枯れてしまいます。
そのうち症状は全体に広がり最終的には枯れます。
*詳しくは、こちらをご覧下さい。
>>トマトの病気
5.下部の葉が部分的にしおれ葉の縁が上側に巻いている
半身萎ちょう病の疑いがあります。
症状は萎ちょう病と似ていますが萎ちょう病と違い、進行が緩やかなのが特徴です。
発病した部分から枯れていきます。
だんだんと上部へ広がり実のつきが悪くなり、やがて上部の葉も枯れます。
一度発病してしまうと、土壌消毒が必要です。
対策としては耐病性品種を使う、連作をしないことが効果的です。
6.青々としているが全体が日中しおれる
青枯病の疑いがあります。
こちらは青々としたまましおれることから青枯病と呼ばれます。
日中にしおれ、夜には回復する状態を、数日繰り返した後に戻らなくなります。
しおれた株は枯死します。
こちらも一度発病してしまうと土壌消毒が必要です。
対策としては梅雨期の水やりには注意し、連作は行わないことが有効です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方