トマトを連作するには|プランター栽培
プランター栽培、フルティカ
トマトは、プランターや鉢などを使った、容器栽培もできます。
そのため、家庭菜園で夏野菜を育てる時には、トマトが多く選ばれます。
そんなトマトですが、毎回同じプランターを使って、連作することもあります。
トマトをプランター栽培で連作するには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
[トマトを連作するには|プランター栽培]
■トマトを連作するには プランター栽培
トマトはナス科の野菜で、ナス科の野菜の多くは、連作に弱いといわれています。
同じナス科の野菜を栽培するのであれば、5年以上は間をあけた方が良いのですが、
敷地が限られている家庭菜園では、そうもいっていられません。
また、プランター栽培の場合は、土を交換すれば問題がないように思えますが、
思わぬ落とし穴によって、生育不良や病害虫の被害にあうことも少なくありません。
トマトをプランター栽培で連作するには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
土を入れ替えてあげるとトマト苗も元気に育ちます
・土を入れ替える
プランター栽培で連作をための基本は、土を毎回入れ替えることです。
連作障害は、同じ土のまま何度も育てることで起こりやすくなります。
地植えでは土の入れ替えが難しいですが、幸いプランター栽培なら、
土を入れ替えるのは割と簡単です。
毎回、栽培が終わったらプランターから土を出し、
次に栽培を始める時には、新しい土を入れて栽培を開始しましょう。
・土をリフレッシュさせる
連作障害を防ぐため、土を毎回入れ替える必要がありますが、
毎回新しい培養土を使うとなると、古い土をどうすれば良いのか悩みます。
処分するのも難しいことがありますし、
どうにかして再利用したいと考える方は、意外と多いものです。
そんな時は、土を消毒して、また栽培に使えるように再生材などを使い、
リフレッシュさせましょう。
消毒は、太陽光を使った熱消毒や、熱湯を使った熱消毒がお勧めです。
消毒にいくらかの日数が必要になりますが、薬剤使用などもないため、
気軽にチャレンジできます。
また、ホームセンターなどでは、土の再生材、
リサイクル材と呼ばれるようなものが販売されています。
消毒が終わった土と資材を混ぜることで、土をふかふかにして、
トマトが育ちやすい土にしてくれます。
近くのホームセンターなどで販売がない場合は、インターネット通販でも購入できます。
少し手間がかかりますが、容器をキレイに洗うと病気にかかりにくいです
・容器を洗う
トマトをプランターで連作する場合、中の土だけでなく、
容器となるプランターも清潔にしておく必要があります。
1度栽培が終わったら、枯れたトマトを抜き取り、土も全部出してしまいます。
その後、容器を必ずキレイに洗っておきます。
洗剤を使う必要はありませんが、スポンジやタワシなどを使って、
しっかりと土を落としておきます。
また、洗い終わったプランターは、天日干しをして乾燥させます。
太陽光に当たることで、雑菌を減らすことができます。
接ぎ木苗は病気に強く育てやすいです
・接木苗を使う
土の入れ替えやプランターを清潔に保っていても、やはり毎年同じ容器を使っていると、
連作障害が出るのでは、と不安になります。
その場合は、接木苗がお勧めです。
病気に強い根を持つ台木と、おいしい実をつける穂木を合わせているので、
連作に強いという特徴があります。
普通の苗より少々値段が張りますが、
安心料や技術料と思えば、けっして高くはありません。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方