根鉢が回った苗 植え付け

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根鉢が回った苗の植え付け

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トマト、ナス、きゅりなど夏野菜のポット苗は、
根がよく生長し、ポットの底から白い根が見えている苗が良いとされます

 

 

けれど、根鉢が回っていれば、回っているほど良いのでしょうか。

根鉢が回っている苗をそのまま植え付けると、
問題がありますので、ご紹介していきます。

 

 

[根鉢が回った苗の植え付け]

 

 

■根鉢が回るとどうなる?

 

根鉢が回っていて、根がポットの縁を這いあがっているものや、
ポットの底でとぐろを巻いているような状態になることがあります。

 

あるいは、ポットの底穴から根が長く伸びでることもあります。
根は地上部が生長するための要です。

 

根がよく張っていれば、それだけ地上部もよく育つことができます。
けれど、育苗中はそうとは限りません。

 

根が回ると根が詰まって根鉢がガチガチに固まってしまうこともあります。
根鉢が固まったままの状態で植え付けると、根がうまく広がっていかずに、
定植後の根付きが悪かったり、地上部の生育が悪くなります。

 

根鉢が固まっていなくても、ポットの底穴から根が長く伸びた状態が続くと、
外気に触れ続けた根は傷み、茶色く変色します。

 

このような状態になった苗は、地上部がどれだけ健全に見えても、
実際は老化が進んでしまっていることが多いです。

 

植え付けた後に、思ったように育たない場合は、老化苗であることが多いものです。
植え付け後の初期生育を促すためにも、健全な状態の根鉢を作る必要があり、
植え付け時に根付きやすく、根が伸びやすい環境を作る必要があります。

 

 

 

根鉢が回った苗(手元にパンジーしかなくてごめんなさい)

 

 

■根鉢が回らないようにするには?

 

まずは、根鉢が回りすぎないように育苗しましょう。
トマトなど夏野菜の育苗方法自体は、基本と変わりません。

 

ただ、育苗している容器の中で、根がいっぱいになってしまった時に、
すぐに次の作業に移せるかがカギになります。

 

・ポット上げ、定植時期を逃さない
種を播く時、最初から十分な広さのあるポットを使うのであれば、
根鉢が回りすぎる心配は減ります。

 

ところが、セル(プラグー)トレーのような、1穴のスペースが小さい容器を使う時は、
土の容量がとても少ないので、すぐに根が回ってしまいます。

 

セルトレーなどを使う時は、基本的に途中で鉢やポットへの植え替えを行います。
そうしないと、定植サイズまで育つ前に、根鉢が張りすぎるためです。

 

3号サイズのポットを使って育苗する場合も、大苗まで育てる場合や、
根の生育状況により、一回り大きいサイズのポットに植え替える必要もあります。

 

いずれにしても、容器の底から根が見えるようになってきたら、
植え替えの時期が迫っているので、植え替えの準備をしておきましょう。

 

 

■根鉢が回っている場合の対処法

 

根鉢がよく回っている苗を定植する時、そのまま植え付けてしまうと、
どうしても生育が悪くなりがちです。

 

苗を定植する時、根鉢を崩すかどうかは悩むところです。
根鉢がよく回っている苗を定植した後、
いかに早く根を活着させるか、新しい根を発生させるかが、
栽培成功のポイントとなります。

 

・苗床と植え付け場所の土質を合わせる
育苗をしている時の土質と、植え付けをする畑やプランターに入れている、
土の質が極端に違っていると、根付きが悪くなります。

 

トマトの苗は育苗中の土に慣れた状態となっているので、

土質の違う場所に植え付けると、うまくなじむことができません。

 

まずは苗床の水はけや水もちの具合を、
育てる場所の土質にできるだけ合わせて作ることが大切です。
少しでも早く根付かせるためには、土質にもこだわりましょう。

 

 

根を傷めないように、ていねいにほぐします

 

 

・土をほぐして根を広げる
根がよく回り、根鉢が硬くなってしまっているものは、土をほぐして植え付けます。
土をほぐすといっても、乱暴に根を引きちぎるようなほぐし方をすると、
トマトは繊細な根で、著しく傷めるので、避けるようにします。

 

最初、根鉢を手で握って軽く揉むようにすると、固まっていた根鉢が緩みます。
根鉢が緩んだところで、根を切らないように土をほぐし、根をばらします。

 

ばらけた根を、植え穴にそのまま置くと、根が苗の下敷きになり、
余計に根が伸びにくくなってしまいます。

 

そこで、植え穴を少し広くあけ、そこに根を広げるようにして整えてから、
土を寄せて押さえ、定植します。

 

長く伸びた根は、とぐろを巻いたようになっていることもあり、
それをそのままにしておくと、どうしても根が下や横に向かず、伸びが悪くなります。
ほぐした根を、やや広げて植え付けるのがポイントです。

 

・発根を促す
トマトを定植した後、できるだけ早く根付かせるためにも、新しい根の発生は大切です。
根付きを早めるために、根付け肥と呼ばれる肥料を施すのも方法の1つです。

 

根付け肥は、植え付け数日前~当日に、植え穴に施す肥料のことです。
根鉢よりも深めに植え穴を掘り、植え穴の底に肥料を少量入れておきます。

 

その上に土を入れてから苗を植え付けると、すぐに肥効が出るので、
発根が促されるという仕組みです。

 

肥料と苗の間には土があるので、根が肥料に直接触れて傷むのを防ぐことができます。
化学肥料では不安な方は「エポック」などの特肥を、
定植後すぐに潅注することで、似たような効果を狙うことができます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方

・ミニトマト わき芽かき


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