アマルフィの誘惑 1本仕立てと……
■アマルフィの誘惑 1本仕立てと……
アマルフィの誘惑、中玉トマトは、
1本仕立てと2段摘芯をしてみることにしました。
1本仕立ては、わき芽を全て取って、
1本で仕立てるトマト栽培では、いちばん一般的な方法です。
2段摘芯は、トスカーナバイオレット、プリンセスロゼと同様に、
わき芽を育て、2段目で摘芯して、またわき芽を伸ばして、
2段目で摘芯を繰り返して行います。
6月18日、雨が続き、手入れすると傷口から菌が入りやすく見送ったので、
わき芽が伸びて茂っています。
1本仕立てにするのは左の株、2段摘心法をするのは右の株です。
この日は、まず、わき芽を取りました。
覆い茂って、よく分からないことになっていますので、整頓します。
1本仕立てをする株はわき芽を全て取りました。
少し、わき芽が大きかったので、ハサミで切りました。
それ以外は手で取りました。
2段摘芯をする株は、使うわき芽以外を取り、
第2花房の上で摘芯してわき芽を捻りつつ、横に曲げました。
前回観察をしたときは、チッソ過多で葉が丸まっていたのですが、
しばらくしたら直りました。
雨が降ったので、肥料分が流れたのかもしれません。
これで、ひとまず安心しました。
この日は1本仕立てのわき芽を整頓しつつ、
2段摘芯の摘芯、捻枝を行って終わりました。
次に、6月22日にもう一度観察しました。
1本仕立ての方は、どんどん上に伸びていくので、写真に納まりませんでした。
2段摘芯の方は、しっかりと曲げたはずですが、上を向き始めています。
こうなるものなのでしょうか?
とりあえずもう一度捻って曲げて、横を向くようにしました。
アマルフィの誘惑もうっすら色づいてきました。
アマルフィの誘惑は、綺麗な丸で、赤色になるのですが、
このトマトはやや縦に長いです。
うーん、何故でしょう、雨が続いたくらいで、
水分が多かったことぐらいしか思い当たりません。
フルーツトマトを作るときは、水を切ることで実が小さくなるので、
逆に、水が多ければ実が大きくなるのかもしれませんが裂果しやすくなりそうです。
*栽培と記事は、Senaさん担当です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
アマルフィの誘惑 窒素過多
■アマルフィの誘惑 窒素過多
「アマルフィの誘惑」を植え付けたのは、他のトマトと同様に5月16日です。
この時はまだ実はついていませんでした。
そして観察したのが5月27日でした。
約10日空いてしまいました。
アマルフィの誘惑も順調に育ち、実も着いています。
プリンセスロゼ同様に実を着けるのが早かった品種です。
左の苗が2つの実を、右の苗は1つの実をつけています。
少しわき芽が目立ちますね。
この日はわき芽かきがメインの作業なので、
わき芽を摘みました。
まだ小さかったので手で簡単に折れました。
そして、再度、観察したのが6月8日です。
この日はわき芽とりをしつつ、苗の生育の確認をしました。
かなり大きくなっています!
画像の上のほうが切れていますが、この理由は後で説明します。
順調に生育していますね。
よく見てみると、実がついていた第1花房にも花が咲きました!
確実に実をつけるために、咲いた花にトマトトーンも散布しました。
ここで少し上の部分、先ほど画像が切れていた部分を見てみましょう。
同じく6月8日 上部
第2花房まで確認することができます。
第2花房のトマトトーン散布は、もう少し花が咲いてから行います。
で、見ていただきたいのは苗の先端部分です。
少し丸まっているように見えませんか?
このように丸まっています。
葉が完全に内側に丸まっていますね。
これは窒素過多、肥料過多の典型的な例です。
実験的に、この鉢だけ多めに肥料を入れています。
窒素過多の症状を見るために入れてみたのですが、
トマト苗の上部の葉が内側に丸まる、
窒素過多の状態がはっきり見えます。
>>トマト 肥料過多
本来は、適切な肥料を与え、このように葉が丸まらないのが理想です。
軽い症状の窒素過多は、追肥を控えれば、そのうち正常に戻ります。
ここで水を多めにあげて窒素を流す、という方法もありますが、
水に窒素分が溶け出して、かえって悪化することもあります。
以前栽培したときに、追肥をせず放っておいたら直ったので、
トマトが肥料分を吸収してくれることを願います。
*栽培と記事は、Senaさん担当です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方
アマルフィの誘惑
「アマルフィの誘惑」もマウロの地中海トマトの中の1つです。
マウロの地中海トマトシリーズもこれで最後かもしれません。
アマルフィの誘惑は、赤色をしている中玉トマトです。
この名前の由来は、一つ食べたら、また探して食べたくなるような、
魅力的で誘惑されるような美味しさからつけられました。
実際に食べてもとても甘く、また食べたくなるようなトマトです。
ベネチアンサンセット同様に、
水を切って栽培する必要があるので育て方がやや難しいです。
しかし水を切りすぎたり、肥料が偏ると尻腐れ果の発生が多くなります。
水管理のほかに肥料の管理も、やや難しいです。
このアマルフィの誘惑は上級者向きの品種と言えるでしょう。
苗の入手は、現在のところ通販のみです。
一度食べてまた食べたくなる、誘惑されるトマトを栽培してみてください。
[アマルフィの誘惑]
■特徴
・萎ちょう病、半身萎ちょう病、トマトモザイクウイルスに耐病性を持っています。
・丸い形をしており、実の大きさは35~40gです。
・糖度は7度~10度、栽培の仕方によってはそれ以上になります。
・甘みが強く、酸味が少ないので甘いトマトを求めている方にはオススメです。
・実が割れにくいですが皮の硬さは気になりません。
・早生品種です。
・玉の揃いが良いです。
・花粉の発生が良いので実のつきが良いです。
■栽培のコツ
・元肥、施肥は中玉トマトと同じで良いです。
・5月から6月いっぱいまで植え付けでき、収穫は7月上旬から10月中旬までできます。
・ベネチアンサンセット同様に水を切っての栽培になります。
・尻腐れ=カルシウム欠乏になりやすいので気をつけてください。
・カルシウム欠乏になったときは、
カルシウムを含んでいる肥料を追肥したり葉面散布を行います。
*葉面散布(ようめんさんぷ)とは、
土から吸収が難しい、吸収しにくい微量要素を、
液体にして葉に散布し与えることです。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方