トマトの調味料で野菜の蒸し煮
トマトの調味料で野菜の蒸し煮、野菜に凝縮されたトマトの旨みが絡みます
■トマトの調味料で野菜の蒸し煮
トルコの家庭料理に欠かせないトマトの調味料に、
サーチャ(サルチャ)というものがあります。
トマトを軽く発酵させて煮詰めたもので、見た目はトマトペーストそのものです。
作る過程で塩が入っているので、
サーチャだけを舐めると少ししょっぱく感じることもあります。
けれどそれ以上にトマトの旨みが凝縮されていて、旨みの塊となっています。
夏はおいしい野菜がたくさん出回ります。
色々な味付けで楽しめますが、シンプルに塩コショウだけでもおいしいです。
今回はそんな夏野菜を使って蒸し煮にし、
味付けにトマトの調味料であるサーチャを使いました。
トマト本体は入っていなくても、
サーチャを入れるだけでトマトの風味と旨みがしっかりと入ります。
味自体は濃くないので、夏野菜の食感や風味を邪魔することなく、
さっぱりとした一品に仕上げてくれています。
出来立てで食べてもおいしいですが、暑い時は冷やして食べるのもお勧めです。
●材料
ジャンボインゲン……10本~15本
ズッキーニ(小)……2本
タマネギ……1/2個
サーチャ……大さじ1
水……100cc
塩コショウ……適量
サラダ油……大さじ1
●作り方
1.ジャンボインゲンはヘタを切り落とし、
さっと洗って食べやすい長さに切りそろえます。
ズッキーニはヘタを切り、さっと洗って1cm~1.5cm幅の輪切りにします。
タマネギは2cmのくし切りにします。
器にサーチャと水を入れ、溶かしておきます。
2.厚手の鍋にサラダ油を入れ、弱めの中火にかけます。
鍋が温まったらタマネギを入れ、軽く炒めます。
タマネギに油が回ったら、ジャンボインゲンを加えて炒め合わせます。
3.タマネギがしんなりしてきたら、ズッキーニを加えてざっと混ぜ合わせ、
塩コショウを軽く加えてさらに炒め合わせます。
そこにサーチャを溶かした水を加え、フタをして蒸し煮にします。
時々中の様子を確認して混ぜ、全体に火が通るまで蒸し煮にします。
全体に火が通ったら、味見をして塩コショウで調えたら出来上がりです。
●ポイント
蒸し煮にしている間に水分が抜けすぎてしまって焦げつきそうな場合は、
50ccくらいずつ水を足してください。
レシピではストウブの18cmを使っています。
厚手でフタに穴がないので、少量の水で蒸し煮にできます。
フタに蒸気抜きの穴があいている場合は、水分が足りずに焦げないよう、
注意して加熱してください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方