ピッコラカナリア
ピッコラカナリア
オレンジ色のかわいいミニトマト、ピッコラカナリアを紹介します。
こちらもマウロの地中海トマトの一つです。
早い段階からピッコラカナリアは苗も実も流通しているのではないでしょうか。
同じピッコラとつくピッコラルージュと同系統のミニトマトとなります。
ただし、ピッコラルージュと違い、
トマトモザイクウイルスにしか耐病性を持っていないので、
栽培にはやや注意が必要となります。
なんといってもピッコラカナリアの特徴は、
一般的なオレンジ色をしたトマトよりベータカロテンを2.5倍も含みます。
このベータカロテンは美容と健康に良いとされていますね。
このトマトを栽培すれば手軽にベータカロテンを取ることができます。
栽培ではシシリアンルージュなどと同様に、
ソバージュ栽培(別名:露地放任栽培)が可能です。
放置しても簡単に、良く実をつけてくれますのでオススメです。
*ソバージュ栽培とは、脇芽を採らずに、
誘引・支柱は最低限にして自由に野性的に栽培する方法です。
ピッコラルージュ同様、ホームセンターなどで苗を良く見かけます。
他のちょっと珍しいようなトマトよりも甘く酸味が少なく、
苗の入手が圧倒的に容易ですので栽培してみてください。
[ピッコラカナリア]
■特徴
・トマトモザイクウイルスに耐病性を持っています。
・やや縦長のオレンジ色のミニトマトです。
・実の大きさは15g~20gでブラッディタイガーと同等です。
・糖度が9度~11度と、こちらもブラッディタイガーと同様です。
・極早生品種で、生育が早く、伸びやすいです。
・ベータカロテンを含有しています。
一般的なオレンジ色のトマトより2.5倍も多く含有されています。
・食味は濃厚でとろけるような食感が特徴で、甘みが良く、酸味が少なめです。
・花粉の発生が良いので、実の付きが良いです。
■栽培のコツ
・元肥、追肥は普通のミニトマトと同様に行ってください。
・極早生品種ですので、定植はやや遅めでも構いません。
5月上旬から6月下旬まで定植ができ、収穫が7月上旬から10月中旬となります。
・特に注意する点はありませんが、病害にだけは気をつけて栽培してください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方