ミニトマト 支柱なし

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ミニトマト 支柱なし

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ミニトマト栽培では、支柱を利用することが多いです(トスカーナバイオレット)

 

 

支柱を使うのは、ミニトマトが縦に長く主軸を伸ばす性質を持つものが多いためですが、
栽培を始めたばかりの菜園初心者の場合、
長い支柱を準備するのが難しい場合もあります。

 

また、スペースの都合上、縦に長く伸ばすことができないこともあるでしょう。

そんな時、ミニトマトを支柱なしで育てられたらな、と思う方は少なくないでしょう。
ミニトマトは支柱なしでも育てることができるのでしょうか。

 

 

[ミニトマト 支柱なし]

 

 

■ミニトマト 支柱なしで育てられる?

 

ミニトマトの多くは、主軸を長く伸ばして栽培します。
トマトの主枝の本数は、栽培法によって異なりますが、
主枝が長く伸びた時に折れないようにするため、支柱は不可欠となります。

 

主枝が長くなっても折れないよう、
伸びた主枝をそのまま地面に這わせる方法もありますが、
現在主流となっているミニトマトの性質や日本の気候を考えれば、
あまり現実的とはいえません。

 

地面に這わせるということは、それだけ泥跳ねなどのリスクが大きくなります。
病害虫の被害が大きくなると、収穫どころの話ではなくなります。

 

また、日本は雨が多く、湿気も高いです。
土に湿り気が多く含まれた状態が続くこともあり、そんな状態で地面に這わせていると、
土から湿気が上がってきて蒸れたり、過湿となる可能性も高くなります。

 

ほとんとどのミニトマト品種では、支柱なしの栽培は難しいでしょう。
けれど、支柱なしの栽培が可能な品種も存在します。

 

それが、矮性品種芯止まり性品種です。

 

 

種から育てたレジナ

 

 

ちびっこは、コンパクトで多収穫です

 

 

・矮性品種を選ぶ
矮性品種は、元々草丈が小さく育つ品種です。
人気なのは「レジナ」という品種ですが、
他にも「ちびっこ」「F1矮性ミニトマト」などがあります。

 

いずれも草丈が30cm程度までにおさまり、コンパクトで鉢植え栽培も可能です。
草丈が小さい分、倒れる心配も少ないので、支柱は不要です。

心配な場合は、ミニサイズのあんどん支柱などを利用しても良いでしょう。

 

栽培は容易ですが、栽培期間が短いため夏秋栽培期間中は、
定植時期をずらしながら栽培することで、長く栽培できます。

 

・芯止まり性品種を選ぶ
芯止まり性品種は、矮性品種と少し似ていますが、
矮性品種と違って栽培期間はそれほど短くありません。

 

一般的なミニトマトが、上に向かって長く伸びるのに対し、
芯止まり性品種は果房が2段ついた時点で芯止まりになります。

 

そこで、発生した脇芽を育てて次の主枝に仕立てることで、
また果房を発生させることができます。

 

2つ目の主枝に果房が2段発生すると、
また芯止まりとなるため、再び脇芽を育てて新しい主枝を育てます。

 

芯止まり性品種は、この主枝の更新を繰り返すことによって、
矮性品種よりも長く栽培ができるのです。

 

芯止まりとなるため、縦には長く伸びず、横に広がるように育つのが特徴です。
地面と近い位置に広がっていくので、ビニールマルチなどをうまく利用して、
泥跳ねを予防しておくと良いでしょう。

 

 

調理用トマトもおいしくてびっくりしました!

 

 

芯止まり性品種は「なつのこま」などの調理用品種に多く、
芯止まり性でない品種と違って、一時にたくさんの実がまとまって収穫できます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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トマト栽培Q&A

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