トマト 種 休眠

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トマト 種 休眠

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トマトの力強い発芽

 

 

トマトを種から育てようと種を播いてみたけれど、
いっこうに芽が出てこないことがあります。

 

芽がでないのはもしかすると、種が休眠している状態かもしれません。

植物の休眠と、トマトの種を休眠から目覚めさせる方法を、ご紹介します。

 

 

[トマト 種 休眠]

 

 

■植物の休眠

 

植物も休眠することを、ご存知でしょうか。

 

球根植物などが有名ですが、球根に養水分を溜めた状態で、
土の中でじっと季節が過ぎるのを待ち、
また生育に適した時期になったら、根や芽を出して生長します。

 

これと同様に、種の状態でも休眠が起こることがあります。
種の休眠には、大きく分けて2つの種類があります。

 

1つは、種が熟すことで自然と休眠に入る方法です。
もう1つは、種が外の環境から身を守るために、休眠に入る方法です。

 

いずれも自然と休眠から目覚め、根や芽を発生させます。
ところが、中にはある一定の条件を満たさないと、休眠が破れないことがあります。

 

種を播いたのに発芽しない時は、休眠が原因かもしれません。

休眠を破るためのポイントは、4つあります。

 

・温度
植物には、それぞれ生育適温があります。
これと同じように、種にも発芽適温があります。

 

たいていの場合は20度~25度ですが、
これよりもやや低いものや、高いものも存在します。

 

また、温度変化が激しいと、なかなか発芽しないこともあります。
適温をある程度は保つようにすると、発芽しやすくなります。

 

 

手作り保温器、卵パックと発泡スチロールを使用

 

 

・水分
種が乾燥したままだと、発芽できないことが多いです。
種自体に発芽できるほどの水分がない、ということもありますが、
種の周りに付着している発芽抑制物質が邪魔をして、発芽できないこともあります。

 

適度な水分を維持することで、発芽抑制物質を流し、
乾燥していた種に潤いを与えて発芽させます。

 

種本体だけでなく、種の周りの土などにも、適度に水分が必要となります。

 

・酸素
種には水分だけでなく、酸素も必要です。
せっかく休眠から覚めても、酸素がなければ窒息し、
そのまま傷んでしまうケースもあります。

 

・光
植物の中には、光に当たることで種が発芽へ向かうものがあります。
こういった植物の種を、好光性種子と呼びます。

 

これとは反対に、光を嫌う種もあります。
そういった種を、嫌光性種子と呼びます。

 

 

■トマト 種 休眠

 

トマトの種は、自然と休眠することが多いです。
そのため、適度な温度や水分、酸素等があれば、発芽させることができます。

 

ただ、この「適度な」というのが、初心者にとっては曲者です。

 

水分は多すぎても窒息の原因になりますし、温度が低すぎてもダメ、
トマトは嫌光性種子のため、光に当たりすぎるのも良くありません。

 

トマトを発芽させる時にお勧めなのが、湿りつつも酸素供給の邪魔にならず、
かつ暖かく光が強く当たらない、人肌を使った発芽方法です。

 

湿らせたキッチンペーパーや薄い脱脂綿などにトマトの種を並べ、
それを小さなビニール製の袋に入れます。

 

ビニール製の袋は、薬を小分けにする時などに使う、
ジッパー付きのものがお勧めです。

 

 

 

 

このビニール袋を、着ているシャツやズボンのポケットに入れておくのです。

 

袋に入れることで乾燥を防ぎ、かつ水に浸かっているわけではないので、
窒息の心配もありません。

 

ポケットに入れるので直射日光にも当たりませんし、
何より人肌によって温度が一定に保てます。

 

ただし、この方法では、発根した後、すぐにポットなどに植え付ける必要があります。

ビニールに入れたままでは、発根後の生育に必要なものが揃わず、
うまく育たなくなります。

 

 

種から小さく根が出ているのを見つけたら、ポットやセルなどに用土を入れて湿らせ、
そこに発根した種を丁寧に置き、覆土して管理します。

 

この他にも、育苗器などを使った方法もありますが、
基本的に必要な条件は変わりません。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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トマト栽培Q&A

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