トマト 種まき 7月
トマトは育てやすく、通常は3月上旬、さらに7月に種まきができます
何度か栽培を繰り返していると、
ステップアップして種から育てようと思う方も多いですが、
その時に選ばれるのも、トマトが多いようです。
トマトの一般的な種まきの時期は3月上旬です。
この時期に種まきすることにより、
4月下旬~5月上旬の苗の植え付けが可能になるのです。
この時期に苗を植え付けるためには、種まきの時期を遅らせるわけにはいきません。
けれど、発芽適温を考えれば、7月頃でも種まきは可能なはずです。
トマトの種まきは、7月頃でも問題ないのでしょうか。
[トマト 種まき 7月]
■トマト 種まき 7月 できる?
トマトの種まきは、7月でも不可能ではありません。
当然のことながら、通常の種まきよりも数ヶ月遅れての種まきとなるため、
その分収穫開始の時期も、かなり遅くなります。
トマトは、種まきから収穫開始までにかかる時間が、だいたい3ヶ月ほどです。
そのため、7月上旬に種まきをしたトマトは、
うまく育っても10月頃から収穫が開始されます。
ちょうど秋トマトと呼ばれる時期に収穫が始まるため、
秋トマトを楽しむという意味では、むしろ種まきの時期は遅くなく、
適期ということになります。
ただ、どうしても秋以降は気温が下がり、トマトの生育が止まり気味になります。
寒さが本格的になってくれば、完全に生育が止まりますし、
冬に向かって日照時間も短くなるので、
着果した実が色付くまでにかなりの時間がかかるようになります。
トマトのゆっくりとした生長を楽しみ、秋トマトの味わいを楽しむのであれば、
7月の種まきでも十分楽しめます。
■トマト 種まき 7月 注意点
トマトの種まきを7月に行っても、秋トマトとして楽しむことができます。
ただ、3月上旬に種を播くのとは、気候などが異なるため、
育苗中や定植後の管理に、いくつかの注意点があります。
発芽するまで風通しの良い明るい日陰に置いて管理します
・育苗は涼しい場所で
トマトの発芽適温は、20度~25度です。
7月になると、梅雨も明けて本格的な暑さになってくるので、
発芽適温を超えた気温になることも多くなります。
トマトの場合、発芽までは光が不要なので、
風通しの良い明るい日陰に置いて管理するのがお勧めです。
発芽後は光が足りないと徒長するので、半日陰以上の場所に置くようにしますが、
風通しが良く、暑くなりすぎない場所に置くのもポイントです。
発芽したばかりのトマトは、まだまだ弱く萎れやすいので、
暑い場所に置いていると蒸れたり、水切れを頻発して枯れやすくなります。
苗が大きくなって定植した後も、暑すぎると生育が止まることがあるので、
風通しが良い場所で管理します。
日照時間を確保し西日にあてないよう気をつけます
・日当たりは確保する
暑さに強いイメージのあるトマトも、近年の異常気象による酷暑の中では、
生育が止まります。
そこで、できるだけ涼しい場所で育てますが、
そういった場所は半日陰になることも多いです。
日照時間が足りないと、生育不良や徒長の原因となります。
特に7月に種まきをしたトマトは、秋以降の収穫がメインとなります。
秋以降は夏と違って日照時間そのものが短くなるため、
日当たりの悪い場所で育てていると、栽培後半になるにしたがって、
日照不足の影響がでてくるようになります。
夏の暑い時期は、3時以降の西日に注意し、必要であれば遮光ネットなどを設置し、
温度が上がりすぎないように管理します。
その後、暑さがおさまってきたら、できる限り日照時間を確保するため、
今度は遮光ネットなどは取り外し、光が長時間当たるように工夫します。
上手に世話をすると11月以降も収穫できます
・秋以降の保温、加温
7月に種まきしたトマトは、収穫が10月頃に開始されます。
トマトは1段目だけでなく、2段目以降も花が咲いて実をつけるため、
うまく管理すれば11月以降も収穫が可能です。
ただ、どうしても11月以降は気温が下がりやすくなるので、
2段目以降も収穫を行うのであれば、早めに保温・加温対策をしておきましょう。
また、まだ青い状態のトマトが、寒さでなかなか色づかない場合は、
収穫して暖かい場所に置き、追熟させるのがお勧めです。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方