トマト 収穫時期の見分け方
トマトの収穫時期を見分けることは意外と難しいです
待ちに待って赤く熟したトマトを食べたら、
あまりおいしくなかった……、としたら残念ですね。
特に大玉トマトは、実が大きく膨らんできた後、
赤くなるまでに意外と日数がかかるため、収穫時期がわかりにくいです。
トマトには多くの品種があり、それぞれ完熟とされる色が違います。
同じ赤くなるトマトであっても、赤みが浅かったり深かったりと色々です。
実が赤くなってからも数日の間、枝につけたままにしておき、
完熟させるとやはり甘みが増しておいしくなります。
完熟したトマトを収穫するには、赤くなってからどのくらいの期間、
枝につけておくかがポイントになります。
ところが、完熟しきったトマトを枝につけたままにしておくと、
ちょっとしたことで実が割れてしまったり、
枝からぽろりと落ちて地面で崩れるいうことが起きてしまいます。
トマトの完熟具合を見分けるためのポイントがいくつかあるのでご紹介します。
[トマト 収穫時期の見分け方]
■トマト 収穫時期の見分け方
1.色の変化を見る
赤くなる品種であれば、しっかりとトマトのヘタの際まで、
赤くなってからが完熟した状態と言えます。
最近は赤だけでなく、黄色や黒、緑やオレンジの品種もありますが、
いずれも、求める色になるまでしっかりと色付けさせることが大切です。
トマトは育っている場所の明るさや日照時間によって、
実が大きくなってから色づくまでの時間が変わります。
そのため、同じ株であっても時期によって、
色づくまでの時間が変わってくるのです。
色づくまでの時間はどれも一定ではないので、
必ず目で確認するようにしましょう。
上の2個は完熟していますね
2.ヘタからはずれる
トマトを触った時、ヘタからぽろりと簡単にはずれるものは、
間違いなく完熟しています。
特にミニトマトは、完熟するとヘタから落ちやすくなるので、
完熟したかどうかの目安になります。
大玉トマトの場合、完熟しもヘタから落ちにくいものが多いため、
ヘタだけでは、なかなか判断が難しいです。
そんな時は、大玉トマトのヘタの上の茎の状態を見ます。
トマトのヘタからつながる茎をよく見ると、
少し曲がった部分があるのが分かります。
この部分を爪で少しひっかくようにした時、
すぐに取れるものは完熟しています
3.実の柔らかさで判断する
トマトの実を触ってみて、柔らかさで完熟かどうかを判断することができます。
どの段階が完熟なのかは、何度か収穫を経験して覚えるのですが、
触っているうちにだんだんと分かるようになってきます。
以上のように、トマトの完熟具合は見た目や感触など、
様々な観点からチェックし、それらを総合して判断します。
ただし、完熟した状態で雨に当たると、実割れしてしまうので、
雨が降りそうな時に、完熟したトマトはすぐに収穫するか、雨除けをすると安心です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方