トマト栽培 種と苗、どちらが良い?
ミニトマト 種 【トスカーナバイオレット】 8粒 価格710円 (税込)
接ぎ木苗、1本250~300円
トマトを育てる時、種から育てるか苗から育てるか、悩むところです。
トマトは、種と苗、どちらから育てるのが良いのでしょうか。
また気を付けたいことも、記してみました。
[トマト栽培 種と苗、どちらが良い?]
■初心者にお勧めー接ぎ木苗
野菜栽培の初心者で、まだあまり植物を育てることに慣れていない方は、
断然、苗からの方が育てやすいのでお勧めです。
種からももちろん育てられますが、育苗には時間と手間がかかりますし、
100%元気に育てられるわけではありません。
まず種から発芽させることが難しい場合もあるので、
育苗が不安な方は、初心者に関わらず、苗からの栽培が良いでしょう。
いろいろな品種の苗が売られています
多少値段が高いですが病気に強い接ぎ木苗が販売されていて、
こちらを植え付けると、病害にあいにくく元気に育てられます。
また、苗の場合は、定植適期になると、お店にたくさんの苗が並びます。
種から育てる場合、播種の時期が遅れると、その分生育が遅れてしまうため、
収穫開始の時期が遅くなります。
さらに、家庭菜園でトマトを育てる場合、栽培スペースが限られています。
種を購入すると、1袋にたくさんの種が入っているため、
全部の種を播いて育苗すると、かなりの数の苗ができます。
そうなると、うまく育っても定植せずに、
処分しなければいけない株が出てくるため、もったいないです。
種袋に記載されている発芽率には、期限があります。
短期間で種を使い切る自信がない場合は、苗から育てる方が経済的です。
各社から、あらゆるトマトの種が販売されています C)楽天市場
■中級者以上にお勧めー種か苗
家庭菜園の規模が大きく、たくさんの株数を育てる方や、
トマト栽培に慣れてきた中級者以上の方は、種からの栽培も可能です。
種から育てる時は、どうしても育苗の期間が必要となるため、
定植するまでの間に、手間と時間がかかります。
苗からの栽培に慣れている方であっても、
種からの栽培がすぐにできるとは限りません。
何度かチャレンジして、なんとか育苗できることが多いです。
また、たくさんの苗を定植して育てるのであれば、種から育てる方が経済的です。
珍しい品種の中には、1袋に10粒程度しか入っていないこともありますが、
一般的な品種であれば、1袋に50粒~100粒ほど入っていたり、
それ以上の数が入っていたりします。
もちろん、すべての種が発芽するわけではありませんが、
植え付ける株数が多い場合は、
苗をたくさん買うよりも低い金額で育てることができます。
トスカーナバイオレットも接ぎ木苗が流通し、育てやすくなりました
■珍しい品種の場合ー育てやすい品種から選ぶ
ホームセンターや園芸店などでは、なかなか手に入らない品種のトマトがあります。
海外から輸入している品種の多くが、インターネットで購入することができます。
中にはホームセンターなどで購入できる海外品種もありますが、
入っている種の数は、日本で改良したものに比べると、少なめです。
インターネットでしか入手できないような品種の場合だと、
1袋の数粒しか入っていないこともあります。
このような珍しい品種だと、苗の流通はほぼないので、
種からしか育てる方法はありません。
初心者でもチャレンジすることは可能ですが、
珍しい品種の場合、日本の気候に合わずに育てにくいことが多いです。
そのため、栽培に多少は慣れている中級者以上の方でないと、
うまく育てられないこともあります。
珍しい品種のトマトを育ててみたい場合は、
国内で改良されて育てやすい品種を種から育ててみて、
慣れてからチャレンジすると、失敗の可能性が低くなります。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方