小桃
小桃(コモモ)
小桃は、前にご紹介した千果、アイコと並んで人気があるミニトマト。
千果とちがってこちらはやや縦長のミニトマトです。
色はやや桃色で、かわいらしいです。
形はアイコに似ていますが、
アイコよりやや糖度が高いという特徴があります。
逆に、千果・アイコより1花房あたりの花の数が少なめです。
千果、アイコ・小桃とそれぞれ特徴があり、
味も甲乙つけがたいですが、どれもおいしいトマトです。
特に千果、アイコ、小桃は栽培が簡単なため、
これから家庭菜園をしたいという方にはぴったりです。
家庭菜園をしている方は自分の好みのトマトを探しながら、
全品種栽培して比べてみるのも楽しいですね。
いろいろなトマト栽培のきっかけとなればいいなと思います。
[小桃]タキイ種苗
■特徴
・早生品種ですが、千果よりは成長がやや遅めです。
・萎ちょう病、半身萎ちょう病、斑点病、
サツマイモネコブ線虫に耐病虫性を持ちます。
・トマトモザイクウイルスには耐病性を持たないので、
栽培する際には接ぎ木苗を使用する必要があります。
・栽培が簡単。プランターや鉢植え向きです。
ハウスなど設備があれば一年中栽培ができます。
・糖度は8~10度、栽培によってはもっと甘くすることができます。
・果肉が厚く、ゼリーが少ないので甘みを感じられます。
・やや縦長のトマトですので食べやすく、ゼリーの飛び出しも少ないです。
・実の大きさは千果やアイコより大きく、20g~30gです。
・実が割れてしまうこと=裂果が少ないです。
ミニトマト アイコ
■栽培のコツ
・元肥、施肥は他のミニトマトと同じように行ってください。
・追肥は他のトマトに比べて早めに行ってください。
苗の勢いが弱い場合は各花房開花時期に追肥を行います。
強い場合は奇数花房開花時期に行ってください。
・特徴で説明した通り、接ぎ木苗を使用するのが良いです。
・4月中旬に定植すれば5月中旬から収穫ができます。
・千果よりヘタが取れやすいので気をつけてください。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方