トマト 下葉かき
収穫したら下葉かきをするようにします
トマトを収穫した後、下葉をそのまま放っていませんか?
養分を果実に行くようにし、日照や風通しを向上させ、
病害虫の防止などのために下葉を切りましょう。
下葉を切ることを、下葉かきと言います。
下葉かきの目的と方法を分かりやすくご紹介します。
[トマト 下葉かき]
■下葉かきの目的
写真などで、下葉がなく切ってあるトマトを見たことはありませんか?
農家でも下葉を切ることは基本となっています。
◎下葉かきの目的は?
・トマトにそのまま葉をつけておくと、葉が混み合って風通しが悪くなり、
病気や害虫の被害にあう原因になってしまう。
・葉が混み合って、光が通らなくなり、果実の色つきが悪くなってしまう。
・よけいな葉を残しておくと、養分が葉に回ってしまう。
病害虫防除や、色つき、養分を実に回すために、葉かきを行いましょう。
下葉かきの方法
■下葉かきの仕方
・大玉トマト、中玉トマトの下葉かき
葉かきは下の段の古い葉から行います
収穫が終わった段の下の葉は基本的に切り落とします。
次の段のトマトに養分が回るようにしましょう。
ハサミで葉の根元、茎に近い部分を切り落とします。
ここで注意したいのが、収穫中のトマトの下葉や、
上葉は切らないようにしましょう。
実の肥大、成長には上と下の葉、両方が必要になります。
収穫が完全に終わってから切るようにしましょう。
大玉トマト、中玉トマトは、葉かきのやり方、順番は変わりません。
ミニトマトでは少し順番が変わっていきます。
ミニトマトは、ちょっと下葉かきの方法が違います
・ミニトマトの下葉かき
大玉・中玉トマトとミニトマトは少し方法が違います。
ミニトマトは光に当ったほうが着色がより良いので、
葉を切る場所が違います。
収穫する前に、収穫しようとする段の上3枚の葉のうち、
真ん中の葉(花の段から数えて2枚目)の葉を切ります。
葉を切ることによって光がうまく実に当たります。
段のすぐ上では? と思う方がいると思いますが
光を遮るのはすぐ上の葉ではなく、2枚目の葉であることが多いです。
収穫が終わったら、下の葉を切るのは変わりません。
収穫前に、1枚葉を切る、というところが違いです。
葉かきは必ず必要な作業ではありませんが、
病害虫の防除や、養分、実の色をより良くするためにも、
行ったほうがトマトの生育に良い作業です。
*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。
・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方