トマト 花の時期

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トマト 花の時期

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トマトを育てていると、実になる前に花を見ることができます

 

見たことがないと、スーパーに並んでいるトマトから想像できないかもしれません。

 

黄色くて意外と繊細な雰囲気を持っているトマトの花ですが、
花の時期はいつ頃なのでしょうか。

 

 

[トマト 花の時期]

 

 

■種まきから2ヶ月

 

トマトの花が咲く時期は、東京標準で4月中旬から7月末です。

 

厳密には、トマトの花が咲く時期は、実は特に決まっていません。
トマトにとって良い生育温度は、だいたい20度~30度です。
夜間が10度~15度と少し涼しいなら、さらに生育が良くなります。

 

スイカなどは高温を好むため、一定の温度がないと開花が難しいですが、
トマトは意外と生育温度も広いため、株が生長すれば花を咲かせます。

 

種を播いてから花を咲かせるようになるまでは、55日~65日ほどです。
もちろん、品種や時期、作型によっては、日数が前後することもありますが、
たいていは55日~65日で花を咲かせるようになります。

 

1段目の花が咲いた後は、順次株が生長するにしたがって、
2段目3段目と花が咲いていくので、実はとても花期の長い植物なのです。

 

1段目の花を着果させるとその後の生長がとても良くなるので、
人工授粉などして、必ず実らせてくださいね。

 

 

着果しています! この産毛は元気な証拠なのだそうです

 

 

■一年中見られるトマトの花

 

トマトの花は、トマトの実を一年中スーパーで見ることができるのと同じように、
一年中どこかで咲いています。

 

というのも、トマト栽培は昔に比べるとかなり進化していて、
様々な作型が存在するためです。

 

基本となる夏秋栽培の他に、早い時期から育てる促成栽培や半促成栽培、
遅くに栽培を始める抑制栽培、冬の間中栽培する越冬栽培などです。

 

一年中、日本のどこかでトマトが栽培され、それに合わせてトマトは花を咲かせます。

 

 

鬼花になりそうだった苗、茎が太く実の付き方がおかしいのは窒素過多のせいです

 

 

■栽培初期に見られる花

 

トマトを育てていると、稀に見ることがあるのが「鬼花」と呼ばれるものです。
窒素過多が原因と言われ、通常の花とは違い、とても大きな花です。

 

ちょうどトマトの花を2つくっつけたり二重だったりヒマワリの花のようなこともあります。
花弁数も多く、よく見ると雌しべの数が多い場合もあります。

 

この鬼花が着果して育った実は、通常の実と比べて大きく、
やはり実を2つくっつけたような形をしています。

 

 

鬼花トマト

 

 

奇形果と呼ばれる状態となるため、市場にはあまり出回りませんが、
最近は「鬼花トマト」という名前で販売されていることもあります。

 

鬼花は栽培初期の、窒素過多や草勢が強い時期に出ることが多く、
株が育って草勢が落ち着いてくると、鬼花の発生率も下がる傾向にあります。

普通とは少し違った花を見られるのも、トマトを栽培している時の楽しみです。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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