トマト苗 一番花 咲いていない

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トマト苗 一番花が咲いていないときは

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トマトの苗、〇印のところに一番花の蕾が見えます

 

 

トマト苗が店舗に並び始めると、いよいよ家庭菜園熱も上がってきて、ワクワクします。
けれど、たくさんあるトマトの苗の中には、一番花がまだ咲いていない株もあります。

 

トマト苗に一番花が咲いていないときは、どのように対処すれば良いのでしょうか。

 

1.トマト苗 一番花が咲いていると良い理由は

・樹ボケを予防する

・果房の方向が分かる

 

2.トマト苗 一番花 咲いていないときは

・蕾が膨らんでいる

・果房自体が小さい

 

*詳しくは、下記の記事をご覧ください。

 

 

[トマト苗 一番花 咲いていないときは]

 

1.トマト苗 一番花が咲いていると良い理由は
そもそも、トマト苗に一番花が咲いていると良いといわれるのは、なぜなのでしょうか。

 

トマトと同じ時期に販売が始まる夏野菜の中には、
最初の花が咲いていないうちに植え付けを行っても、問題がない野菜もたくさんあります。

 

まずは、一番花が咲いていると良い理由をご紹介します。

 

・樹ボケを予防する
トマトは、第一花房に着果させると、その後の着果率が良くなるといわれています。

 

もちろん、それも着果率を下げないためには重要なことなのですが、もう1つ重要なのが、
植え付け時に一番花が咲いているかどうかです。

 

植え付ける時に一番花が咲いていない、まだ若い苗の場合、
植え付け後の生育に勢いがつきすぎてしまい、樹ボケを起こすことがあるのです。

 

一番花が開花しているくらいの苗であれば、若すぎるということもないため、
植え付けに適切な時期となります。

 

ただ、たくさんあるトマトの品種の中には、
若い苗を植え付けた方が良いとされるものもあります。

 

ホームセンターなどで販売されているような、一般的な品種であれば、
一番花が開花した頃が植え付け適期となるものが多いです。

 

けれど、少し珍しい品種や、今まで育てたことのない、
新しい品種にチャレンジする場合は、苗を購入する前に育て方を調べておきましょう。

 

・果房の方向が分かる
トマトは、果房のつく方向がだいたい同じだといわれています。

 

そのため、一番花が咲いているくらいの苗になれば、
果房がどの方向に向いているのかが分かりやすく、植え付ける時の方向の目安になります。

 

果房の方向が分かれば、複数の株を育てる時に、
果房同士が近くなって傷つけあうこともありませんし、果房が奥の方になってしまって、
作業がしにくいということもありません。

 

 

今年、植え付ける接ぎ木苗たち、一番花が咲いているのは2本のみ

 

2.トマト苗 一番花 咲いていないときは
トマト苗に一番花が咲いていることで、良いことがあることが分かっていても、
準備したトマト苗に一番花が咲いていないこともあります。

 

どうしてもその時に植え付けなければいけない事情があれば、
そのまま植え付けるしかありませんが、

少し時間に猶予があるなら、苗を育ててから植え付けましょう。

 

・蕾が膨らんでいる
すでに蕾がかなり膨らんでいる状態なら、
数日の間様子を見て、開花してから植え付けます。

 

この数日の間は、できるだけ栽培場所に近いところに苗を置き、
その場所に慣らしておくと良いでしょう。

 

また、ポット苗は土の量がとても少ないので、土が乾いていると感じたら、水を与えます。

 

 

小さな蕾がついています、標準地でのプランター栽培なら、植え付け可能です

 

 

・果房自体が小さい
蕾が小さい、あるいは第一果房がまだはっきりしないほど小さい苗の場合は、
しばらく育苗する必要があります。

 

ポットの底からすでに根が出ている場合は、
一回り大きいポットか鉢に植え替えて、隙間に新しい用土を入れて育てます。

 

開花するまでに育ったら、通常と同じように栽培場所に植え付けます。

 

育苗期間がどれくらいの長さになるかは、苗のサイズによって変わりますが、
だいたい2週間ほどで植え付けられるくらいまでに育つことが多いです。

 

 

一回り大きい鉢に植え替えて開花まで2週間ほど育てます

 

 

育苗中は、水やりが必要になります。
ただ、あまり水分の多い状態を続けていると、育苗中に根腐れを起こすなどして、
不調を招くことがあります。

 

また、徒長の原因となることもあるので、水分量や日照量には注意しましょう。

 

育苗中は、当然植え付けができないため、
意気込んで苗を購入した場合は、拍子抜けします。

 

育苗中であっても、栽培場所を整備したりといった作業は可能です。
万全の体勢で植え付けができるよう、準備を進めておきましょう。

 

育苗した苗は、通常の苗より大きめになっていることもあるので、
植え付け時に主枝を折ったりしないよう、注意します。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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