トマト 育て方

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トマト ヨトウムシ

目安時間:約 9分

 

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大食いのヨトウムシ、体調5cmくらいに成長します

 

 

トマトにはヨトウムシという害虫がつくことがあります。
ヨトウムシはトマト以外のあらゆる植物につく害虫です。

成虫はヨトウガという蛾の仲間で、食害するのは主に幼虫です。
ヨトウムシはとても大食漢で、放っておくと葉が丸坊主、
新芽が食い荒らされ、大事な実がかじられるといった惨事になります。

大切なトマトをヨトウムシから守るにはどうすればよいのでしょうか。

 

 

[トマト ヨトウムシ]

 

 

■ヨトウムシとは?

 

ヨトウムシのヨトウは「夜盗」と書きます。
つまり、夜の暗いうちに動き回って食害するということです。

 

ところが、卵からかえってすぐの小さなうちから、
夜に活動するかというと、そうではありません。

 

卵から孵化したばかりの幼虫は、まだ明るい緑色をしていて、
夜より昼間に活動して食害をしていきます。

 

体が緑色で、昼間に葉の上や裏などにいても、見つけにくいです。
孵化したばかりの頃は体も小さいので、見つけるのが困難です。

 

その後、ヨトウムシが生長して大きくなると、体が緑から茶色に変わっていきます。
体も大きくなり、茶色くなってくるとなると、昼間に見つけやすくなるはずですが、
その頃から夜に活動時間がずれます。

 

昼間は食害するトマトなど植物の株元の土にもぐって隠れて過ごし、
夜になると出てきてまた食害を続けます。

 

トマトのにイモムシに喰われたような痕があって、
近くに糞まであるのに本体の姿が見えない場合は、
ヨトウムシの仕業である可能性が高いです。

 

ヨトウムシはトマトのあらゆる部分を食害します。
葉はもちろん、大事な生長点の新芽や茎、実も食べるので非常に厄介です。
茎の元をかじられては、トマトも枯れるしかなくなってしまいます。

 

 

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親のヨトウガ

 

 

■ヨトウムシの予防方法

 

ヨトウムシの親は蛾の仲間です。
そのため、どこからともなくやってきて産卵をしていきます。

 

完全な防除はなかなか難しいですが、
簡単な予防と早期の駆除を心がけ、被害を最小限に抑えることは可能です。

 

・親の飛来を防ぐ
トマトの葉に産卵をさせなければ、幼虫が孵化して食害に合うこともなくなります。
防風ネットなどを支柱を使ってトマトの周りに設置し、
ヨトウガが飛んできてもトマトに近寄れないようにしておきます。

 

あるいは、デントコーンなど背の高い植物を周りに植えることで、
飛来するのを防ぐ効果があります。

 

ただあまり過密に植えると、トマトへの日当たりが悪くなったり、
風通しが悪くなって病気に原因となることがあるので注意します。

 

 

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ヨトウムシの卵、この時点で駆除したいです、卵は0.5~0.6mmくらいです

 

 

・早期発見
トマトを育てている環境によっては、
ネットの設置やデントコーンの栽培が難しいこともあるでしょう。

 

そんな時は、やはり早期に発見することが大切です。
ヨトウムシは孵化したばかりのまだ小さいうちは、
卵が産み付けられた葉で集まって生活をしています。

 

そこからだんだん体が大きくなってくると、
1枚の葉では手狭になり、各々移動していきます。

 

この1枚の葉で生活しているうちに発見することができれば、
孵化した数のほとんどを一度に駆除できます。

 

反対に散り散りになってしまった後だと、
どこにいるのか見つけるのが難しくなる上、
幼虫は大きくなり食べる量も増え、被害が大きくなって行きます。

 

ヨトウムシは春~秋まで被害が出る可能性があり、特に夏以降に被害が多くなります。
できればトマトの苗を植え付けた後から、こまめにチェックをします。

 

卵は葉の裏に産み付けられ、幼虫が集団生活をするのもトマトの葉の裏です。
表面だけをさっと見るのではなく、1枚1枚葉の裏までチェックした方が確実です。

 

 

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おおきくなったヨトウムシ

 

 

■ヨトウムシの駆除方法

 

もし食害されたトマトの葉や実などを見つけたら、
あるいはヨトウムシ自体を見つけたら、すぐに対処するようにします。

 

早めに見つけてすぐ対処することで、被害が抑えられます。
また、駆除法は一度で全滅できるものではありません。

 

特に大きく育ってばらばらに移動してしまった後だと、
何度か駆除を試さないと効果が得られない場合もあります。

 

けれど諦めてしまえば、今度は次のシーズンでさらに大きな被害が出る可能性もあります。
見つけたら必ずすぐ対処と覚えておきましょう。

 

・捕殺する
一番手っ取り早い方法ですが、効果も期待できます。
特に幼虫がまだ小さく、集団生活をしているうちに捕殺できれば効果大です。

 

できればトマトの葉を残したいところですが、
葉を残してヨトウムシも残ってしまっては意味がありません。

 

ヨトウムシの幼虫が葉に集まっている時に、葉ごとちぎって処分します。
この時、ちぎった葉をその辺に放っておくと、また移動してきてしまうので、
必ず潰しておくか、ゴミに出して処分するようにします。

 

幼虫が大きくなってしまっている場合、
昼間は株元の土に隠れているので、なかなか見つけることができません。

 

夜に懐中電灯を片手に探しても、見つけにくいことが多いです。
そんな時は、夕方を狙います。

 

3時や4時頃など、日の高いうちは隠れていますが、
6時~7時頃になってくると、徐々に土から出て活動を始めます。

 

6月頃になると、この時間帯はまだかろうじて明るさがあります。
少し薄暗くなっても、真っ暗な時に探すよりは見つけやすいです

 

・自然農薬を使う
化学農薬ほどの劇薬ではなく、人が口にしても害のない散布薬です。
トウガラシを焼酎でつけておき、その液体を200倍~300倍くらいに薄めてスプレーします。

 

原液を直接ヨトウムシにかけると、効果は高くなりますが、
トマトにとっても強すぎることがあるので、薄めて使った方が良いでしょう。

 

忌避効果もあるので、ヨトウムシを見つけたり、糞を見つけたら、
葉の表面や裏に散布しておきましょう。

 

・薬剤を使う
数が多い場合や、すでに幼虫が大きくなり、
被害が広がってしまっている場合は、薬剤を使った方が効果が期待できます。

 

アグロスリン乳剤、カスケード乳剤、アファーム乳剤など、
トマトの登録がある薬剤はけっこうあります。

 

ただし、種類によって使える回数や使うタイミング、使い方が違うので、
必ず確認してから説明書通りに使うようにしましょう。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方

 

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