恋味

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恋味

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恋味

 

 

恋味(こいあじ)は、恋の味と濃い味にかけたミニトマトで、
ナント種苗株式会社の一代交配の品種です。
ナント種苗店の品種は、どれも、ネーミングがとても面白いです。

 

恋味は、そんな可愛いネーミングをしていますが、
とても優秀な品種で、家庭菜園での栽培にも適しています。

恋味は、どのような特徴を持ち、栽培のコツがあるのでしょうか?

 

[恋味]

 

 

◎TYミニトマトで耐病性フルスペック
可愛い恋味というネーミングからは想像もつかないほど、
フルスペックの耐病性を持ち合わせた品種です。

 

TYというのは、黄化葉巻病に耐病性のある品種につきます。

イスラエル型・マイルド2系統に耐病性があります。

 

ネマトーダ、斑点病、葉かび病など、トマトがかかりやすい、
さまざまな病気に耐病性があり、まさに”フルスペック”です。

 

◎糖度の高い甘いミニトマト
糖度は8~10度で、安定しています。

 

最近のミニトマトの品種は、糖度8度以上で甘いものが多いですが、
恋味は、糖度の高さに加えて、酸味が控えめなので、
甘味を存分に味わうことができます。

 

果皮も、果肉も柔らかく、食感もばっちりです。
色も鮮やかな赤色で、ツヤがあり、豊円型に良く揃います。

 

裂果やガクおち、クズ玉の少ない品種なので、
秀品率が高く、たくさんの果実をとることができます。

 

◎誘引作業が容易
草勢は平均程度で、節間が短く、誘引作業が容易です。
同じ、ナント種苗の品種「花鳥風月」も誘引作業が簡単ですが、
恋味はさらに簡単で、手間取りません。

 

◎夏秋栽培に適している
恋味は、高温期の定植に不向きのため、7~8月の定植は避けます。
9月以降、高温期を抜けてからの定植を心がけてください。

 

高温期に定植すると、異常花房(多花花房)や、
異常主茎(めがね)が発生してしまうことがあります。

 

高温期に栽培できるミニトマトと組み合わせて栽培すれば、
家庭でも、長い期間ミニトマトを収穫することができます。

 

 

 

 

■特徴

 

・ミニトマトがかかりやすい病気を網羅した強く広い耐病性を持つので、
病気の防除がしやすく、栽培が容易です。
・人気のTY(黄化葉巻病に耐病性を持っている)ミニトマトです。
・初期からダブル花房になりやすく、花数も多いので、収量があがります。
・耐裂果性のある品種なので、秀品率が高いです。
玉揃いの良さ、クズ玉の少なさは、恋味の人気の秘密です。
・糖度が高く、酸味の少ないミニトマトで、食味に優れています。
・果実の重さは、約15~18グラムの豊円型で、色ツヤも良いです。
・早晩性は、やや晩生に属します。

 

 

■栽培のコツ

 

・高温期に定植するのは避けましょう。
高温期に定植させると、負荷がかかり、異常花房や異常主茎など、
株に異常が見られることもあります。
・9月以降に定植する促成栽培(夏秋栽培)に適しています。
・越冬栽培や短期抑制栽培には不向きです。
・苗の定植は開花直前までじっくり行い、初期の花数をセーブします。
・若苗の定植は過度な着果により、株の元気を損なう原因になります。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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