イエローパーフェクション

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イエローパーフェクション

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イエローパーフェクションは、イギリスで作出されたか中玉トマト品種です。

イギリスで古くから育てられてきたイエローパーフェクションには、
どのような特徴や栽培のコツがあるのでしょうか。

 

 

[イエローパーフェクション]

 

◎イギリス発のエアルームトマト
イエローパーフェクションは、エアルームトマトと呼ばれる品種の1つです。
エアルームトマトとは、特定の地域で古くから育てられた固有種を指します。

 

その中でもイエローパーフェクションは、
イギリスのエアルームトマトだと言われています。

 

日本ではトマトといえば赤が主流で、
それ以外の色は、珍しいというイメージが強いですが、
このイエローパーフェクションは、黄色い色をしています。

 

しかもレモンイエローのような明るい色ではなく、
オレンジに近いような濃い黄色をしています。

 

イギリスでは古くからこの品種が育てられたことからも、
黄色いトマトが珍しいというわけではなかったことがよく分かります。

 

1粒30g~60gほどの中玉サイズに育ち、1段に4個~6個の実をつけます。

 

上手に育てることができれば、
中玉トマトの中でも大きな実が収穫でき、収量も期待できます。

 

◎バランスの良い食味
イエローパーフェクションは、甘みと酸味のバランスが良い品種です。
日本では近年、フルーツトマトのような甘みの強い品種の人気が高まっていますが、
それに比べるとイエローパーフェクションはあっさりとした風味をしています。

 

トマト特有の香りも少なく、トマト好きの方には少し物足りないかもしれません。
けれど、反対にトマトの香りが苦手な方にとっては、食べやすい品種です。

 

酸味もそれほど強くなく、味のアクセントとなる程度なので、
小さい子どもから大人まで楽しめる食味を持っています。

 

皮は少々厚く感じることがあるため、
口に残って食べにくいと感じることがあるかもしれません。

 

総合的には食べやすい品種で、洗ったものをそのまま食べても、
サラダやマリネなどに調理して食べてもおいしく食べられます。

 

◎気難しい面も
エアルームトマトは、古くから代々育てられた品種で、育てやすい品種です。
ところが、エアルームトマトが育ってきた環境と、
実際に育てる環境があまりにも異なる場合は、うまく育たないこともあります。

 

イギリスと日本では気候が多少違っているため、
思っているよりも栽培が難しくなることがあります。

 

現在は苗が流通することはほとんどなく、手に入れるには種での入手となります。
種まきから育苗中の手間は、他のトマトとそう変わりませんし、
定植した後の管理もほぼ同じです。

 

ただ、実際に実がなり始める頃、
日本では日差しが強くなり、雨が少なくなります。

 

イギリスでも同じように30度前後まで気温が上がり、
暑い日が続きますが、湿気が少ない点が異なります。

 

また、イギリスは朝晩に気温が下がりますが、日本では熱帯夜が多いです。
こういったことから、強い直射日光に長時間当たることで、
日本では実の皮が厚くなり、硬いと感じるようになることがあります。

 

味の均一化も難しくなることがあり、実によってはあまり味がしなかったり、
かとおもうと甘酸っぱくておいしい実がとれたりします。

 

こういった変化も栽培の楽しみの1つではありますが、
いつも同じ良い状態の実を収穫するためには、工夫が必要となります。

 

 

■特徴

 

・1粒が30g~60gほどの中玉サイズのトマトです。
・イギリスで古くから育てられてきたエアルームトマトです。
・オレンジに近い濃い黄色が美しいです。
・豊円形が基本ですが、栽培環境によって腰高になることもあります。
・甘みと酸味のバランスが良い品種です。
・トマト特有の香りが少なく、トマトが苦手な方にもお勧めです。
・皮が少し厚いと感じる場合があります。
・ジャガイモの葉と似ているポテトリーフと呼ばれるタイプです。
・1段に4個~6個着果するため、中玉トマトとしては多収です。

 

 

■栽培のコツ

 

・基本の育て方は、一般の中玉トマトと同じです。
・イギリスで育てられてきたため、日本の気候では気難しい面もあります。
・真夏になると実の皮が硬くなることがあるため、遮光して強射を長時間当てないようにすると良いでしょう。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき


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