植え付け 深さ

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植え付けの深さ

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植え付けの深さが、その後の生長に大きく影響します

 

 

トマトや、スイカ、ナス、キュウリ、メロンなど夏野菜の苗の植え付けする時、
どれくらいの深さに苗の根鉢を合わせて良いのか、迷うことがあります。

 

植物によって、深く植えた方が良い場合と、そうでない場合があります。
トマトなど夏野菜の苗を植え付ける時、どれくらいの深さが最適なのでしょうか。

 

 

[植え付けの深さ]

 

 

■深植えの短所

 

苗の植え方には、根鉢が地面よりも上に出る浅植え、
地面と根鉢の表面の高さが同じ普通植え、
根鉢が地面よりも下に埋まるように植える深植えがあります。

 

トマトの苗を植え付ける場合に避けたいのは、深植えです。
植え付け後は、まだ根が回りの土に広がっていないため、
根鉢内の水分で過ごすこととなります。

 

そのため、植え付け後の水切れを防ごうと、
深植えしようとする人がいますが、これは良くありません。
トマト苗を深植えしてしまうと、どのような短所があるのでしょうか。

 

 

地植えでも、浅植えにします

 

 

・周りの影響を受けやすい
植え付け後は、まだ根付いていないため、
生長した時に比べると水切れを起こしやすい状態といえます。

 

だからといって、根鉢が完全に埋まるほど深植えにしてしまうと、
周りの土に残った水分を根鉢が吸収するため、過湿状態になることがあります。

 

昼間は、株の生長や葉からの蒸散により、根鉢の水分がだんだんと減っていきます。
ところが、日没後は、周りの湿った土から、乾いた根鉢の方へ水分が移動するため、
根鉢が乾燥する暇がありません。

 

深植えをすることで、周りの環境からの影響を受けやすくなってしまいます。

 

・徒長しやすい
苗の根鉢に夜間まで水分が保持されると、徒長しやすい環境になります。
トマトの苗は、夜間の暗い間に水分が多かったり、気温が高すぎたりすると、
徒長しやすくなる傾向があります。

 

育苗をしている間も、夕方に水やりをするのは避け、
夜間には余計な水分がない状態を作ることが大切です。

 

同じように、定植後も、夜間には根鉢内に余計な水分がない方が、
節間の詰まった、がっしりとした健康な株へと生長することができます。

 

・樹ボケしやすい
用土中にある養分は、水分に溶けることで根から吸収されます。
日中も夜間も、根鉢内が十分に湿っている状態が続くと、
余計な養分を取り込む原因になります。

 

特にトマトは、水分や養分を吸いあげる根の力が強いため、
肥料が流れてくればそれだけ吸いあげ、生長してしまいます。

 

初期生育の段階で肥料が効きすぎると、
どうしても樹ボケしやすくなってしまいます。

 

 

浅植えの長所

 

 

■適切な植え付けの深さ

 

トマトの苗を植え付ける時の適切な深さは、

地表から1cm~2cmの浅植えです。

 

さらに地表から1cm~2cmほど根鉢が上がっているくらいの浅植えにすると、
上がっている部分から余分な湿気が抜けやすくなります。

 

余計な水分が抜けやすいということは、深植えをした時のように、

 

水分や肥料分が過剰になってしまうのを予防することができます。
*トマト同様、スイカ、ナス、キュウリ、メロン、イチゴも浅植えすると、
その後、良い状態でがっしりと生長できます。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方

・ミニトマト わき芽かき


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トマト栽培Q&A

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