ミニトマトの実をたくさんならすには？
ミニトマトは、家庭菜園で、とても人気のある野菜です
初心者の方はもちろん、中級者以上の方でも、毎年栽培する方が多いです。
そんなミニトマトですが、育てるのなら、やはりたくさん収穫したいものです。
ミニトマトに実をたくさんならすためには、何か方法があるのでしょうか。
[ミニトマトの実をたくさんならすには？]
■ミニトマトの実をたくさんならす方法
ミニトマトに実をたくさんならすためのコツは、いくつかあります。
中にはかなり基本的なことも入っていますが、
意外と基本的なことができていないことも多いので、
自分の育て方を振り返ってみるのも、良いでしょう。
また、中級者以上の方でないと、チャレンジしにくい難しそうなコツもありますが、
やっていくうちに習得できるので、諦めずにチャレンジしてみてください。
日当たりが良く、風通しの良い場所をトマトは好みます、
プランター栽培の場合も、良い場所を選びます
1．栽培環境を整える
たくさんの実をならすためには、やはり丈夫で健全な状態の株に育てる必要があります。
ミニトマトは丈夫で育てやすい野菜ですが、過酷な環境では豊作にできません。
日当たりと風通しが良い場所を好むので、できるだけ好環境にしてあげましょう。
特に日当たりは、花数にさえも影響が出ることがあります。
花数が少ない株は、花の数以上に実をつけることはできません。
良い花がたくさん咲けるよう、日当たりの良い場所を選んで植えましょう。
支柱をしっかり組んで、水と肥料を規定通りに与えます
2．基本の管理をきちんと行う
ミニトマト栽培では、栽培環境はもちろん、
育てている中での基本の管理も、重要となります。
近年は、水も肥料も与えない、厳しく育てる栽培法が目立ちますが、
ミニトマトにとっては苦痛かもしれません。
農家のような上級者なら加減もできるかもしれませんが、
家庭菜園初心者の方にとっては、非常に難しいことです。
できれば、まずは基本に沿って管理を進めます。
水はやたらと控えず、切れない程度に、また過湿にならないよう注意して与えます。
肥料は一度に多量を与えず、少量をこまめに、株の状態を見ながら与えるのがベストです。
肥効にムラができると、調子の良い時と悪い時の差が出て、収量が期待できません。
実をたくさん収穫するということは、1段になる実の数はもちろん、長期間栽培が
できることも大きな要素です。
栽培中の肥培管理をきちんとしておけば、スタミナのある株を作れます。
3．多収穫の品種を選ぶ
ミニトマトには数えきれないほどの品種が存在します。
中には、多収にこだわって改良されているものもあります。
特に初心者の方は、育てるミニトマトの品種を選ぶ時に、
実がたくさんなる品種かどうかをチェックするのがお勧めです。
多収タイプの品種は、もともとスタミナが強く、実付きも非常に良いのでお勧めです。
収量の多い品種には「千果」「ペペ」「CFプチぷよ」「甘っこ」などがあります。
ただ、多収タイプの品種の中には、スタミナが強すぎて、草勢が強すぎる場合があります。
草勢が強くなりすぎると、樹ボケを起こしやすくなるので、
栽培初期は肥料を少なめにしてスタートすると良いでしょう。
シシリアンルージュのようなダブル、トリプル花房の品種も収量があがります
4．複数の主枝を作る
1株でできるだけたくさんの実を収穫したい！
という場合は、主枝の本数を思い切って増やしてみましょう。
基本の栽培方法では、1本仕立てと呼ばれる栽培法が主流です。
その名の通り、主枝1本を育てる方法で、わき芽は全て摘み取ります。
複数の主枝を作る栽培法では、主枝を1本ではなく、2本以上作ります。
わき芽を選んで残し、複数の枝を主枝として育てることで、
1株で通常の何倍もの実が収穫できるようになります。
この方法は、単純な理論でいくと収量が上がるのですが、管理法を間違えると、
途中で急激に草勢が弱くなり、そのまま枯れてしまうこともあります。
できれば、基本の栽培法を経験した後、
中級者以上になってからチャレンジした方が良いでしょう。
また、株数としては1株のままですが、枝を複数に増やすため、
株間を広くとっておく必要があります。
プランターなどの容器栽培で実践する時は、自力で移動できる限りの大きな容器を選択します。
根張りスペースの狭い容器を使うと、すぐに根詰まりを起こします。
