ミディトマト

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ミディトマト とは?

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Fulltika (1)

フルティカは、甘くて濃厚、裂果も少なく収穫が多いトマトです

 

 

トマトには大玉トマトとミニトマトがあるのはよく知られています。
この大玉トマトとミニトマトの、
ちょうど中間くらいのサイズのトマトをミディトマトと呼んでいます。

 

ミディトマトとは、どのようなトマトで、どのような品種があるのか、
育て方にどんなコツがあるのかをご紹介します。

 

 

[ミディトマトとは?]

 

 

近頃ミディトマトという名前をよく耳にするようになりましたが、
ミディトマトとはいったいどれくらいのトマトを指すのでしょうか。

 

トマトのサイズは、実の重量で分けられています。
実の重さが150g以上の場合は大玉トマト、
40g以下の場合はミニトマトやプチトマトと呼ばれます。

 

大玉トマトとミニトマトの中間である、
40g~150gくらいになるトマトが、ミディトマトと呼ばれることが多いです。

 

ミディトマトといえば、大玉よりは小さくてミニトマトよりは大きい、
というイメージがあるかもしれません。

 

大きさが中途半端で、大玉よりちょっと物足りないと感じたり、
お弁当には大きく入れにくいと感じることもあるかもしれません。

 

けれど、ミディトマトには糖度が高い品種が多く、
フルーツトマトとして栽培されるものもあります。

 

また、トマト特有の香りが強めな品種も多く、調理に使える品種もあり、
トマトの風味を生かした調理や加工ができます。

 

旨みもぎゅっと詰まって濃厚なものが多く、
ケチャップやソースなどにはもってこいです。

 

もちろん生食で食べておいしいものも多いので、
用途によって品種を選ぶことができます。

*青いリンクから各トマト品種詳細情報に飛べます。

 

■ミディトマトの品種

 

◎固定種
固定種からとった種を播いて育てると、親と同じ性質を持ったものが育ちます。
育てた固定種の味が良かった場合、種をとってそれを育てることで、
また同じおいしいトマトを育てることができるのが、最大の特徴です。

 

・レッドゼブラブラックゼブラ
ゼブラのような縞模様が入ったトマトです。
レッドは赤に濃い黄色やオレンジの縞が、
ブラックは黒っぽい赤~茶色い皮にオレンジ色の縞が入ります。

 

コクがあり、甘みと酸味のバランスが良い実ができます。
生食にはもちろん、ジュースにしてもおいしくいただけます。

 

・スタピストマト
フレッシュな風味が楽しめる品種です。
皮が柔らかいのが特徴で、生で食べても口に皮が残りにくいです。

 

旧チェコスロバキアの伝統的な品種で、早い時期から栽培が可能で、
寒くなるまで収穫を続けることができます。

 

・サンマルツァーノ・リゼルバ

実の重さが100gくらいと、中玉の中では大きめになります。
形が一般的なトマトのような丸い形ではなく、縦長の形をしています。

 

火を入れると旨みが出るので、加熱調理して食べるのがお勧めです。
パスタソースなんかに使うと、濃厚な味わいが出ます。

生食もできなくはありませんが、水分が少なく粉っぽい食感です。

 

◎F1種
固定種とは反対に、栽培するのに優位な性質を生かすため、
品種改良を重ねてできたF1品種です。

 

育てやすい特徴がありますが、
種をとって育てても親と同じように育たないことが多いです。
耐病性を持っているものなどもあるので、初心者に向いています。

 

ミディトマト
これぞミディトマトといった品種名です。
実の重さは40gほどと、ミディトマトの中では小さいです。

 

育て方によっては、小さな実がつくこともあるため、
ミニトマトと変わらない大きさになることもあります。

 

果肉が肉厚で、濃厚な味が楽しめるので、その点ではミニトマトとは違っています。
耐病性があって育てやすいので、ミディトマトを初めて育てる方にお勧めです。

 

・レッドオーレ
実の重さが40g~50gと、ミディトマトの中では少し小さめです。
ピンポン玉くらいのサイズに育つので、
ミニトマト栽培から難易度を上げたい人に向いています。

 

甘みの強い品種で、酸味が弱いので、
トマトの酸味が苦手という人にはぴったりです。

 

 

・フルティカ
実の重さは40g~50gほど。
少し小さめですが、旨みと甘みがぎゅっと詰まっていて、とてもおいしいです!
皮も柔らかいので、生でそのまま食べても口に皮が残りません。
耐病性があり育てやすいので、たくさん収穫できたらおやつ代わりにできそうです。
*管理人は、毎年育てています。

 

 

・シンディースイート

 

 

・シンディーオレンジ
シンディースイートは、とても鮮やかな赤色をしていて、
表面にツヤもあるので見栄えのする品種です。

 

甘みと酸味のバランスが良く、実の重さが40g前後と小さいですが、
気軽にぽんぽんと口に運べます。

 

シンディーオレンジは、シンディースイートより少し大きめの40g~50gです。
色が濃い黄色~オレンジ色をしていて、
シンディースイートと同じように、表面に照りがあります。

 

シンディーオレンジは酸味が少なく、甘さが強調されるため、
まるでフルーツのような味を楽しめます。
どちらも実がよく締まっていて裂果が少ない品種です。
*こちらも、毎年育てています。

 

◎調理用品種
調理用のミディトマトは、火を通すと旨みや甘みが凝縮され、
生食よりも加工品に向く品種です。

 

収穫してすぐに食べられる気軽さはありませんが、
大量に収穫できた時には、保存用に加工することができるので便利です。
自家製のソースやケチャップは、格別の味です。

 

・ティオ・クック
実の重さは70gほどで、少し縦に長い形をしています。
中のゼリー部分は少なめで完全に取り除きたい場合でも、取り除きやすいです。

 

肉厚で煮炊きしても煮崩れを起こすことがないので、
トマトの形を生かした料理が合います。
小さいですが、詰め物にしても面白いですよ。

 

・にたきこまトマト
プラムのように少し縦に長い形をしていて、重さはだいたい60g~70gくらいです。
ケチャップやソース、ピューレにした時のとろみがつきやすく、
酸味と甘みのバランスも良いです。

 

肉厚でゼリー部分が少ないのも、調理をする時に便利な性質です。

 

・クックゴールドトマト
クックゴールドトマトは、生食も加熱調理もできるので、とても便利です。
実は120gほどと、ミディトマトの中では大きいサイズになります。

 

形は先のとがった細長い形で、表面は濃い黄色をしていて、目にも鮮やかです。
最近注目されているリコピンを多く含むのも、注目の理由です。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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トマト栽培Q&A

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