トマト 追肥 タイミング 量

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トマト 追肥のタイミングと量|大玉とミニ

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トマトを丈夫に育てるためには、肥料が欠かせません

 

 

けれど、いつどのタイミングで、どれくらいの量を与えれば良いのか、
実ははっきり分かっていないことも多いものです。

 

肥料が多すぎれば、病害虫の被害が多くなったり、
かえって花付きや実付きがかえって悪くなることがあります。

 

反対に肥料が足らないと、生理障害が起きたり生育不良が起きることがあります。

トマトが必要とする肥料の量やタイミングについてまとめました。

 

 

[トマト 追肥のタイミングと量]

 

 

■追肥のタイミングと量の基本

 

トマト栽培においての追肥のタイミングと量は、
他の植物を育てる時と同じように、とても重要です。

 

特にトマトのように大きな実をつける野菜は、
肥料が切れると実が大きく育たなくなります。

 

また、肥料が多すぎる場合も、何らかのトラブルが起こる可能性が高く、
正常な状態に戻すのが難しくなります。

 

まずは、トマト栽培での追肥のタイミングと量の基本を知りましょう。

鉢やプランターで育てているか、地植えで育てているかによって、
タイミングや量が異なるので、ケース別に見てみましょう。

 

 

フルティカですが、元肥も多かったので、葉の色が濃くうどんこ病にかかりました、

容器栽培で前の用土をリサイクルする場合、

前の肥料が残っていることがあるので気をつけてください。

 

 

◎追肥のタイミング

 

追肥を行うタイミングは、地植えと容器栽培とで、
最初の1回目のタイミングから異なります。

 

追肥のタイミングを間違って行うと、
樹ボケやツルボケといわれるような状態となり、実付きが悪くなります。

 

最初の1回目のタイミングと、
その後どれくらいの間隔で追肥を行うかを覚えておきましょう。

 

 

・地植えの場合
地植えで育てているトマトの最初の追肥のタイミングは、
3段目の花が咲いた頃が目安となります。

 

予定通り生長している場合は、
3段目の開花頃が追肥のタイミングとしてはぴったりです。

 

もし草勢が少し弱い、肥料が少し足りていないと感じた場合は、
2段目が開花した頃に追肥を行います。

 

反対に肥料が多く草勢が強いと感じた場合には、
少し遅らせて4段目が開花した頃に最初の追肥を行うようにします。

 

最初の追肥を追えた後は、1段飛ばして次の段が開花した頃に追肥を行います。
例えば、3段目が開花した時に最初の追肥をした場合は、
5段目が開花した頃に追肥を行います。

 

その後は7段目、9段目という風に続けていきます。
主枝の頂点を摘んで摘芯したら、追肥はストップします。

 

地植えの場合は、土の中に肥料成分が残りやすいため、
容器栽培より追肥のタイミングが遅くなることが多いです。

 

 

ミニトマトは、上手に葉かきと追肥をすると、5段目はもちろん7段目まで収穫できます

 

 

・容器栽培の場合
鉢やプランターでトマトを育てている場合の、

最初の追肥のタイミングは、
1段目が着果して実が少し大きくなってきた頃です。

 

容器栽培の場合、肥料を与えた後に灌水することで、
肥料成分が容器の底から流れ出ていきます。

 

地植えに比べて土の量が少なく、保肥力が低いため、
同じ量の肥料を与えても、容器栽培の方が早く肥料切れする傾向にあります。

 

そのため、容器栽培の場合は地植えのように何段目の開花の時、
というような間隔ではなく、1週間おきや2週間おきといった間隔で追肥を行うようにします。

 

液体肥料を与える場合は1週間ごと、
化成肥料のような粒状の肥料を与える場合は2週間ごとが目安となります。

 

 

こちらは、肥料不足、枯れた葉を取り除き、少しずつ追肥します

 

 

◎追肥の量

 

1回に与える肥料の量を間違えると、後で大変な目にあうことがあります。
特に多く与えてしまった場合は、
与えた肥料を簡単に取り除くことができないため、
時間をかけて改善していく必要があります。

 

目安となる量を覚えておき、
足りなければ補うようにするのが、一番の安全策です。

 

・地植えの場合
地植えで育てているトマトの場合は、1株あたり10g~15gの肥料を与えます。
これは化成肥料を与える時の目安です。

 

地植えの場合、追肥と追肥の間隔が少し長いため、
肥効の波が大きく出ないよう、じっくり長く効く肥料が合っています。

 

その場合は、有機質の肥料を使うのがお勧めです。
自作のぼかし肥料や、市販されている有機質肥料でも良いでしょう。

 

中には化成肥料と有機質肥料を混ぜ、
それぞれの良いとこどりをしたような合わせ技の肥料も販売されています。

 

ただ、有機質肥料は、化成肥料よりも肥効が出るのが遅く、
追肥量が異なる場合があります。

 

市販されている有機質の肥料であれば、
化成肥料の代わりに使う場合の量の目安が記載されていることが多いので、
袋の説明書きをよく読んでおきましょう。

 

・容器栽培の場合
鉢やプランターといった容器栽培の場合は、
化成肥料や液体肥料といった即効性のあるものがお勧めです。

 

液体肥料の場合は、容器に記載されている通りに希釈したものを与えます。
化成肥料を与える場合は、地植えと同じ1株あたり10g~15gを与えます。

 

 

種まきのレジナ、肥料を与え過ぎで樹勢が強いです

 

 

■肥料効果の目安

 

肥料を与えるタイミングや量の目安が分かったところで、
次にきちんと肥効が出ているかどうかをチェックするポイントを知りましょう。

 

肥効が出ているかどうかを見られるようになれば、
肥料の過不足なく管理することができるようになります。

 

・茎の太さ
トマトの茎は、最初少しひょろひょろしているように見えます。
けれど、徐々に高さが出てくるにしたがって、下の方から少しずつ太くなります。

 

だいたい頂点から15cm~20cmくらいの位置の茎を見るようにします。
この位置の茎の太さが、だいたい1.2cm~1.5cmほどであれば、
ちょうど良く肥料が効いています。

 

これより細い場合は、少し生育不良です。
また太い場合は、肥料過多の場合が多いので、
追肥のタイミングを早めたり遅らせるなどして調整します。

 

・葉の色
葉の色が薄い場合は肥料不足、葉の色が濃い場合は肥料過多の可能性が高いです。
品種によって葉色の濃淡には差があるので、
育てているトマトの品種の標準的な色を知っておくことも必要です。

 

・葉の巻き具合
トマトの葉は、肥料がちょうど良い場合は緩いカーブを描くようになります。
これが肥料不足だと上向きになり、肥料過多になると下向きに巻いていきます。

 

葉の巻き方は品種による差が少ないので、
一番肥料の過不足の判断がしやすい部位です。
水やりの時など、こまめにチェックしておくと良いでしょう。
種まきのレジナ、樹勢が強いです。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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