トマト 収穫時間

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トマト 収穫時間

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トマトを育てて、いよいよ実が色づいてくる頃になると、
いつ収穫できるかとワクワクしてきます

 

 

せっかく大切に育てたのですから、一番おいしい時を狙って収穫し、
おいしいうちに食べたいものです。

 

ここで気になるのが、収穫する時間です。
トマト栽培では、収穫に適した時間帯はあるのでしょうか。

 

 

[トマト 収穫時間は?]

 

 

■朝どりと夕どり

 

植物が、一日を過ごす時、どのような活動をしているかご存知でしょうか。
野菜を育てた時、朝に収穫した方が良いのか、夕方に収穫した方が良いのかは、
一日の活動を知ることで判断しやすくなります。

 

朝、太陽が出て日差しが植物に当たると、植物は光合成を始めます。
光合成をすることによって、養分が作られます。
日中は光合成をしながら養分を葉などに溜めこみます。

 

夕方になって日が暮れると、光合成が止まります。
けれど、夜になっても植物は生きているため、
呼吸をしますし、茎葉を生長させて株を大きくします。

 

この時、昼間に光合成をして作った養分を使って、
トマトも株を生長させるのです。

 

 

朝、とるのが、おいしいと思います♪

 

 

■トマトの場合

 

日中、光合成をして作っている養分とは、デンプンのことです。
デンプンは糖分となるため、人間が食べた時に甘みと変わります。

 

一日のうちで、株の中に含有されているデンプンが一番多いのは、
日中にたっぷりと光合成をした後の夕方です。

 

夜間はこのデンプンを使って生長するため、
株全体の含有量は朝が一番少なくなります。

 

ということは、朝ではなく夕方に収穫するのが一番良い、ということになります。
ところが、朝収穫か夕方収穫かは、植物によって適した時間帯が異なるのです。

 

トマトの場合、いわゆる果菜類と呼ばれる種類の植物です。
枝葉が生長する過程で花が咲き、受粉して実がつきます。

 

肥大した実を収穫するため、ホウレンソウやキャベツなど、
葉を収穫する葉菜類とは、少し事情が異なります。

 

日中、光合成して作った養分は、葉などに溜まりますが、
この時点では実の方にあまり溜まっていません。

 

どちらかというと、夜間のうちに養分が流れて分散し、
株を生長させるために使われたり、実を肥大させるために使われます。

 

そのため、トマトのような果菜類の場合は、
夕方よりも朝の方が、養分が溜まっているということになります。

 

 

家は朝どりですが、夕飯時に足りなくなって、また収穫します

 

 

■トマト 収穫時間

 

トマトは朝どりの方が養分も溜まっていて、水分も多くみずみずしいため、
収穫時間としては適しています。

 

けれど、家庭菜園で育てているのであれば、食べる直前に収穫するのもお勧めです。

 

農家などでは、収穫した後に選別し、箱詰めされて出荷します。
その後、トマトは輸送されて色々な場所を巡り、最終的にお店に並びます。

 

この経路があるため、収穫から食卓にのぼるまでに時間がかかり、
どうしても鮮度が落ちます。
けれど、家庭菜園では、収穫したトマトは、すぐにでも食べられます。

 

野菜の中には、カボチャなど寝かせた方が甘くおいしくなる野菜もありますが、
トマトは新鮮なうちがおいしい野菜です。

 

朝昼夕のどの時間帯に収穫しても、
この新鮮さには適わないということも、大いにあるのです。

 

また、野菜の研究はまだまだ途中です。
朝どりが良いのか、夕どりが良いのかというのは、
もしかすると研究が進むにつれ、結論が変わる可能性があります。

自分で育てたトマトで、
実際に朝・昼・夕のどの時間帯に収穫したものが、
おいしいと感じられるのか、実験してみるのも面白そうです。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき


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トマト栽培Q&A

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