トマト アブラムシ

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トマト アブラムシ

目安時間:約 12分

 

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アブラムシは胎生雌虫(たいせいしちゅう)と呼ばれ、

画像のように卵ではなく仔虫を生みます。なので繁殖力が旺盛です

 

 

トマトを育てていると、病害虫の問題がついてまわります。
アブラムシは特にトマトにつきやすい害虫です。

 

では、アブラムシとは、いったいどんな害虫なのでしょうか。
またどうすれば、トマトのアブラムシを予防することができるのか、
アブラムシがついた時にはどうすれば良いのかをご紹介します。

 

 

[トマト アブラムシ]

 

 

■アブラムシとは?

 

アブラムシはトマトを含め、ほとんどの植物につく厄介な害虫です。
アブラムシは、日本で名前がついているものだけでも700種ほどもいます。

 

700種類以上ものアブラムシがいるので、
中には特定の植物にしかつかないものもいますが、
たいていの植物は数種類のアブラムシに寄生されます。

 

アブラムシが活動するのは、だいたい春~秋までです。
冬の間はどこかに寄生した状態で隠れ、冬を越します。

 

春から秋だとかなり長いように思いますが、
この期間の中でも活発に繁殖するのは春と秋です。

 

 

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最初の数匹~数十匹の時点で、駆除できるように点検します

 

 

春といえばトマトを種から育苗したり、トマトの苗を購入して定植する時期です。
この時点でアブラムシがついていたら、その後はどんどん増えていきます。

 

自分で育苗する場合は、育苗中もアブラムシがつかないように注意します。
苗を購入する場合は、苗にアブラムシがいないか、よく観察して購入します。

 

アブラムシは、ストローのような口を植物に刺しこんで植物の汁を吸います。
アブラムシ自体はとても体が小さく、2mm~4mmほどなので、
1匹が吸う汁の量はそんなに多くありません。

 

ところがアブラムシは、繁殖力が強いため、放っておくと瞬時に激増します。
アブラムシの繁殖力が強いのは、雌だけで繁殖できるためです。

 

雌は、毎日約10匹の幼虫を産み、その幼虫が10日後に約10匹の子を産みます。
アブラムシ1匹が、1ヵ月で15000匹以上になる計算です。

 

しかも産まれる幼虫も雌ばかりで、どんどん幼虫を産むため、
葉の裏や茎にもびっしりとアブラムシがついてしまいます。

 

 

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このぐらい密集すると植物も弱ってきます

 

 

ほんの数匹が吸うくらいの汁の量であれば、トマトも弱ることはありません。
アブラムシの数が、何十匹何百匹と増えていけば、
トマトが吸われる汁の量も多くなり、トマトの株も弱ります。

 

アブラムシが問題なのは、繁殖力だけではありません。
アブラムシは、ウィルス性の病気を媒介することがあるのです。

 

ウィルス性の病気は、症状が出てからでは治療することができず、
他に感染しないよう感染株を処分するしかない場合がほとんどです。

 

トマトへの被害が大きくなる病気を防ぐためにも、
アブラムシをできるだけ予防し、見つけたら駆除することが大切です。

 

 

■アブラムシ予防方法

 

まずはアブラムシを予防するところから始めます。
苗を定植する時から予防しておくことで、後の管理が楽になります。

 

また、苗を購入する時にはアブラムシがついていない苗を選びます。
トマトの苗と一緒に購入した植物につくこともあるので、購入時には注意します。
まずは、絶対にアブラムシを持ち込まないことがポイントです。

 

 

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光る防虫ネット

 

 

・光る素材
アブラムシはキラキラと光ものが苦手です。
トマトの苗を植え付けた後、銀線の入った防虫ネットをかぶせたり、
株元にアルミ箔を敷いておくと忌避効果があります。

 

不要なCDなども、裏がキラキラしているので吊るしておきましょう。
CDはアブラムシだけでなく、鳥よけの効果もあります。

 

 

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丈夫なトマトの苗を植え付けます

 

 

・強い苗
トマトの苗を植え付ける時に、元気に育った苗を植え付けることがとても重要です。
アブラムシは、弱った植物につきやすく、
また弱った植物がアブラムシに吸汁されると、さらに弱り枯れることがあります。

 

また、病気にもかかりやすくなるので、苗選びは慎重に行いましょう。
自分でトマトを育苗する場合も、水を与えすぎたり、日当たりの悪い場所で育てていると、
株が弱々しく軟弱に育つので気をつけます。

 

・肥料の種類と量
肥料の与えすぎも、株を軟弱にします。
特に葉や枝を育てる役割のある窒素は、
多量に与えていると、アブラムシを寄せやすくなります。

 

もともとトマトは多肥を好まない野菜です。
元肥も追肥も、適した時期に適量を与えるようにします。

 

・日照条件
日当たりの悪い場所で育てていると、いくら苗が元気でも徐々に弱ってきます。
株が弱るとアブラムシがつきやすくなるので、
トマトが好む日照の良い環境を整えてあげましょう。

 

・乾燥させない
アブラムシは乾燥した環境を好みます。
そのため、葉の裏にも時々水をかけて湿度を上げておくと、アブラムシ予防になります。

 

 

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虫除けシート

 

 

・黄色に寄せる
アブラムシは黄色いものに寄せられる性質があります。
ホームセンターの園芸コーナーなどで、
表面が粘着質の黄色い虫除けテープやシートが売られています。

 

虫除けテープをトマトの周りに貼ったり、ぶら下げたりしておくことで、捕獲します。
アザミウマ、ダニ、ハモグリバエなどにも効き目があります。

 

 

■アブラムシ駆除方法

 

アブラムシは、予防や駆除をしても、よその庭や菜園から来て繁殖します。
たった1匹であっても、アブラムシを見つけたらすぐに対処します。

 

数が増えると、駆除に時間がかかり、薬にも耐性がつき効きにくくなります。
アブラムシは葉の裏や新芽につきやすいので、病害虫の見回りを習慣づけましょう。

 

 

◎薬を使わない
家庭菜園などで育てているトマトの株数が少ない場合は、
見回りもこまめに行うことができ、対処もしやすいです。

 

株数が多くても、アブラムシの数自体が少ないのであれば、
薬を使わずに駆除することもできます。

 

1. 水で飛ばす
ホースの口をストレートにして、
葉の裏や新芽にいるアブラムシを水の勢いで吹き飛ばす方法です。

 

アブラムシは繁殖力はありますが、それほど体は強くありません。
勢いの強い水で弾き飛ばすだけでも退治することができます。

 

葉の隙間にいるアブラムシは、水の勢いだけでは飛ばないこともあるので、
手で少しこすりながら水を当てるのがコツです。

 

2. テープにくっつける
マスキングテープやガムテープなどを指に巻き、
葉の裏などについているアブラムシをぺたぺたと捕殺します。

 

あまり粘着力が強いテープは、新芽や葉を傷めることがあります。
アブラムシをくっつけるくらいの粘着力があれば十分です。

 

3. 潰す
直接的ですが、手で潰すのがやはり早くて効果が高いです。
手で直接触るので、細かい部分にも指が入って効率的に退治できます。

 

素手がどうしてもダメという方は、軍手や白い手袋などをつけると抵抗が減ります。
この時、ゴム製の軍手や掌にゴムのついた軍手は避けた方が無難です。

 

ゴムは摩擦が強く、ちょっとしたことで葉や新芽を傷めます。
普通の布製の軍手でもアブラムシなら簡単に潰せます。

 

4. 牛乳スプレー
市販されている牛乳を、アブラムシがいるところに向けてスプレーするだけです。
牛乳が乾く時にアブラムシの周りに膜を作り、アブラムシが窒息します。

 

ただし、これを行うのは晴れた日にします。
晴れた日に行うことで、牛乳が乾きやすくなります。

 

また、牛乳をそのままにしておくと、においが残ったり、
葉も窒息するので、アブラムシが窒息した頃を見計らって、
退治したアブラムシと一緒に牛乳を洗い流しておきましょう。

 

 

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今のところアブラムシは駆除できています(大玉トマト麗夏、2016.06.21)

 

 

◎薬を使う
育てているトマトの株数が多い場合や、
アブラムシがかなり多い場合は、薬剤を使った方が確実性があります。

 

トマトについたアブラムシを駆除するための薬剤はたくさんあります。
有名なところだと、オルトランベストガードなどがあります。

 

同じ名前の薬剤でも、粒剤や水和剤などがあり、それによって使い方が変わります。
また、トマトの登録がある薬剤の種類が多いとはいっても、
すべてが当てはまるわけではありません。

 

薬剤を購入する時は、必ず登録されている植物の中にトマトがあることと、
アブラムシに効くことを確認しましょう。

 

使える回数やタイミングも薬剤によって違うので、
よく確認してから使用するようにします。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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