わき芽かき コツと応用

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わき芽かき コツと応用

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最初は、こんなに小さいわき芽ですが……

 

 

わき芽かきは、トマト栽培作業の中でも、とても重要です。
わき芽かきを行う時のコツや、
樹勢コントロールなど応用の仕方などをご紹介します。

 

[わき芽かき コツと応用]

 

 

■わき芽かきとは?

 

わき芽かきとは、葉の付け根から出てくる、
わき芽を摘む作業のことをいいます。

 

トマトは丈夫で草勢が強いものが多いため、
栽培期間中にわき芽がたくさん発生します。

 

1度わき芽を摘んだ場所からも何度も発生するため、気を抜けません。
わき芽かきをしなくても、トマトは枯れることはありません。

 

ただし、出てくるわき芽をそのまま放置していると、
トマトの葉や枝がジャングルのように茂り、風通しや日当たりが悪くなります。

 

風通しの悪いと、トマトに病害虫が発生する可能性が高くなるので良くありません。
また、わき芽を放置すると、伸びたわき芽が新しい枝となり、
そこにも花が咲いて実がつきます。

 

そうなれば収量が上がるように思えますが、
放置すればするほど、養分が分散してしまい、実がつきにくくなります。

 

しかも、わき芽だけが実付きが悪くなるのではなく、
株全体の実付きが悪くなるので、結局は収穫量が下がります。

 

不要なわき芽が発生しているのを見つけたら、
早いうちにわき芽かきをしておくのが鉄則です。

 

 

見えにくい場所も忘れずに摘んでおきましょう

 

 

■わき芽かきのコツ

 

初めてトマトを栽培する時などは、
わき芽かきをどのようにすれば良いのか分からないこともあるでしょう。
わき芽かきのコツをまとめてみましたので、覚えておくと便利です。

 

1. 早めを心がける
わき芽を大きく育てるほど、トマトの樹に無駄な体力を使わせることになります。
ですので、できるだけわき芽が小さいうちに摘み取るようにします。

 

できれば、最低でも1週間に1回は菜園を見回りして株全体をチェックし、
不要なわき芽が育っていないかを見るようにします。

 

生育スピードがピークの時には、
1週間で想像以上にわき芽が伸びていることがあります。

 

また、株の後ろ側など、わき芽が発生しても見つけにくい場所では、
知らぬ間に大きなわき芽に育っていることもあります。

 

できるだけ見過ごさないように、各葉の付け根を見るようにし、
見つけたら放置せずすぐに摘み取りましょう。

 

 

この大きなわき芽を見落としていました

 

 

上の画像の反対側からの様子です、このくらい大きく成るまで放置すると樹が消耗します

 

 

2. 手で摘み取る
わき芽かきを行う時は、必ず素手で行います。
大きなわき芽だと、ハサミを使いたくなりますが、できる限り手で摘み取ります。

 

ハサミから、病気が感染することもあるので、手がいちばんです。
わき芽を指でつまみ、前後に動かすだけでも、簡単に付け根から取り除けます。

 

わき芽が小さければ小さいほど、簡単に取り除けるので、
早めのわき芽かきが大切ですし、作業も楽になります。

 

3. 晴れの日を狙う
わき芽かきを行う時は、晴れの日を狙いましょう。
わき芽かきをすることで、トマトには傷がつきます。

 

雨の日にわき芽かきを行うと、どうしても傷口が乾きにくくなり、
しかも泥跳ねなどで病気に感染しやすくなります

 

わき芽かきをした後の傷口が早く乾燥するように、
できれば晴れた日の午前中に行います。

 

曇っている日でも、午後から雨が降らないのであれば、
午前中のわき芽かきは可能です。

 

 

わき芽を摘んだら、勢いの良いものを挿し木すると苗として利用できます

 

 

■わき芽かきの応用

 

トマト栽培は、大玉でもミニトマトでも、1本仕立てが基本です。
けれど、栽培方法や品種により、1本仕立てとは限らない場合があります。

 

そのため、わき芽は見つけたら即わき芽かきをする!
という鉄則にも、例外が発生します。

 

わき芽かきをうまく応用できるよう、次のステップをご覧ください。

 

1. 複数仕立てにする場合
トマト栽培は、基本的に1本仕立てにすることが多いですが、
畑で栽培する時や、草勢の強い品種を育てる時は、
2本仕立てや3本仕立てで、複数本の主枝を作って育てることがあります。
>>トマトの2本仕立て
>>トマトの3本仕立て

 

主枝を増やす時には、必ず育てるわき芽を作ります。
そのため、発生するわき芽をすべてわき芽かきしてしまうと、
複数本の主枝を作ることができなくなります。

 

トマトの育ち方や株の作りが分かってくると、
どのわき芽を残して育て、どのわき芽は摘み取るか、
自然と分かるようになってきます。

 

 

 

2. 主枝が折れた時のフォロー
トマトを育てる時期と重なるのが、台風です。
背が高くなっているトマトは、
台風による強い風の影響を受けて折れてしまうことがあります。

 

折れ曲がっている場合でも、表面の組織に傷がついていなければ、
元のようにまっすぐに折れた枝を伸ばし、
テープで補強するだけで戻る場合もあります。

 

ただ、完全に折れて組織がちぎれたような状態になっている場合や、
折れた後すぐに処置できず、生長点が枯れてきているものは、
折れた部分よりも上は育ちません。

 

そんな時は、わき芽を利用して新しい主枝として育てることが可能です。
折れた部分よりも下の葉の付け根から発生したわき芽を、
あえてわき芽かきせずに育てることで、新しい主枝として育てます。

 

この時、新しい主枝として育てるわき芽と、わき芽かきをするわき芽を、
テープを貼るなどして、必ず見分けられるようにしておきます。
>>トマト 茎が折れたら?
 

 

樹勢が強いと、トマトの実や葉が変形したり妙な位置に着きます

 

 

3. 草勢コントロール
トマトの樹のわき芽をそのままにしておくと、
余計な体力を使うこととなり、株が疲れやすくなります。

 

また、養分が分散することで、花付きや実付きが悪くなるため、
わき芽かきの作業が必要となります。

 

ただ、草勢が強すぎる場合、あえてわき芽を伸ばすことで、
伸びる力を発散させることができます。

 

肥料過多や品種の特性などにより、草勢がやたらと強くなり、
このままでは樹ボケ状態となる可能性のある株は、
わき芽をそのまま残して育てます。

 

ただし、すべてのわき芽を育ててしまうと、
過繁茂の状態となって風通しが悪くなります。

 

わき芽を育てる時は、すべてのわき芽を残すのではなく、
何本かに決めて育てます。

 

ここで、花房下のわき芽は、強く影響力が大きく成りがちなので、
先に摘んでしまったほうが樹勢のコントロールがしやすいです。

 

わき芽を育てることで、わき芽を伸ばすために養分や体力を使うため、
だんだんと草勢が落ち着いてきます。

 

伸ばすと決めたわき芽以外のわき芽は、必ず摘むようにします。
肥料過多などによって草勢が強すぎる場合、
摘葉することでも、草勢を落ち着かせることができますが、
それでもおさまらない時は、わき芽を伸ばす方法と併用すると良いでしょう。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき


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トマト わき芽かき・摘心の方法

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