昔ながらの トマト栽培

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昔ながらの トマト栽培

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昔ながらのトマトを栽培したいのですが?

 

 

最近のトマトは、糖度が高く酸味もおだやかで旨みが強いものが人気です。
甘く酸味もまろやかなため、昔のトマトに比べて食べやすくなったと言われます。

 

現に昔は子供の嫌いな食べ物にランクインの常連だったトマトも、
最近では好きな野菜に名を連ねるようになりました。

 

ところが、この甘く酸味の少ないトマトではなく、
昔ながらのトマトも密かに根強い人気があるのです。

 

昔ながらのトマトといえば、酸味が強くトマト特有の青臭さがあり、
トマトが嫌いな人があげる理由そのままが当てはまるような味をしています。

 

糖度が高く酸味の弱いトマトは、口に含めば甘さが口いっぱいに広がり、
まるでフルーツを食べているような気分になります。

 

反対に昔ながらのトマトは、一口食べると青臭さと酸味が口に広がり、
それによってじゅわっと唾液が出て、あの青い香りを楽しめます。

では、現在主流になっているトマトと昔ながらのトマトでは、何が違うのでしょうか。

 

 

[昔ながらの トマト栽培]

 

 

■トマト栽培 今と昔

 

現在主流となっている大玉トマトの代表は、
タキイ種苗が出している桃太郎という品種のシリーズです。

 

桃太郎シリーズは、タキイ種苗が研究開発した品種で、
それまでのトマトに比べて糖度が高く、酸味が抑えられていて、
育てやすいという特徴があります。

 

努力の結果、桃太郎の味は日本人の心を掴み、
現在市販されているトマトの主流となりました。

 

昔は今ほどトマトの種類も多くなく、ハウス栽培も盛んではなかったため、
露地で夏の間だけ育てていることが多かったようです。

 

輸送して遠くの店に並べることも少なく、
生産地に近い店で並ぶことも多く、木で熟させたものを販売していました。

 

その当時は、輸送時間が短かかったため、樹上完熟のトマトが食べられました。
その後、道路が発達して輸送経路が確率されると、
生産農家が育てたものを遠くの店でも売るようになりました。

 

この時、樹上完熟させたものは輸送中に傷むことが多かったため、
青いままで収穫して出荷するのが主流となります。

 

青いまま収穫されたトマトは、輸送中に追熟して色はつきますが、
樹上完熟の実に比べると風味は落ちます。

 

そのため、輸送に耐えられる味の良いトマトを作ることが求められ、
タキイの桃太郎ができあがり人気を得たのです。

 

つまり、昔ながらのトマトも、現在主流になっているトマトも、
樹上完熟させれば、それぞれの良さが出たおいしいトマトになります。

 

 

■昔ながらのトマトの育て方

 

では昔ながらのトマトを育てるにはどうすれば良いのでしょうか。
実は特別な育て方は何もありません。

 

一般的な大玉トマトの育て方で育てても問題はありません。
青いうちに収穫せず、実がしっかりと色づいてから収穫すると、
風味と旨みが増しておいしくなります。

 

最近では、糖度をさらに上げるために、
水を極端に減らして栽培する方法も出てきています。

 

昔ながらのトマトは、糖度を上げる必要がないので、
極端に水を減らす必要はありません。

 

もしかすると、水を減らすことで旨みと糖度が上がり、
さらにおいしくなる可能性はありますが、無理はしなてくても良いでしょう。

 

太陽の光をたっぷりと浴びさせ、水と肥料を与える基本的な育て方でも、
昔ながらのトマトは十分収穫でき堪能することができます。

 

 

■昔ながらのトマト品種

 

今のトマトと昔ながらのトマトでは何が違うかというと、最大の違いは品種です。
5月頃になると、家庭菜園で育てるための苗が店頭に並びます。

 

この時、トマトのコーナーを見ると、多くの種類のトマトがあることに気づきます。
人気品種を多く取り扱うので、甘みが強く育てやすい品種が多くなりますが、
中には「昔ながらのトマト」といったうたい文句の苗があります。

 

お勧めなのは「ポンテローザ」「世界一」「ファースト」「強力米寿」です。

 

 

PONTEROZA

・ポンテローザ C)野口のタネ オンラインショップ
アメリカで育ったポンテローザは、1891年に日本にやってきました。
それまで日本にあったトマトは、真っ赤な色をした調理用のものだったため、
あまり日本人には好まれませんでした。

 

ポンテローザは、それまでの調理用トマトに比べると、
トマト臭さが少なく、日本人の好む味です。

 

日本のピンク系トマトの元祖ともいわれています。
いわゆるトマトのつるっとした丸い形ではなく、
ぼこぼこと少し形の悪い実ができやすい品種です。

 

 

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・世界一
世界一は、ポンテローザを選抜してできた品種といわれています。
あるいはポンテローザと心臓型をしているビーフハートというトマトを、
かけ合わせてできた品種ともいわれています。

 

とても丈夫で強健なので育てやすく、
戦前~戦後の東京近辺で特に育てられていた品種です。

 

ヘタの部分がやや凹んでいて、肩は少し波打ったような形をしていますが、
今の日本のトマトのように、つるっとしています。

 

 

First

・ファースト
ファーストは、中のゼリー部分が少なく、果肉部分がよく詰まっている品種です。
先端が少し尖っていて、表面には軽く筋が入ったような凹みがあります。

 

愛知県でおもに作られていた品種らしく、
現在では愛知県の伝統野菜にも指定されています。

 

 

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・強力米寿
酸味の強い懐かしい味が魅力の、タキイが出している品種です。

 

実の揃いもよく、育てやすいのが嬉しいです。
萎凋病や斑点病などに耐性があるのも魅力です。

 

 

これらの品種は、入手するのもさほど難しくありません。
近所のホームセンターなどでは取り扱いがない場合もありますが、
ネット通販では比較的簡単に手に入ります。

 

ぜひ自分で育てた昔ながらのトマトを味わってみてください。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・トマト 種からの育て方
・フルーツトマトの育て方


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トマト栽培Q&A

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