トマト 農薬 減らす

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トマト 農薬を減らすには?

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元気なトマト苗をていねいに植え付けるのがスタートです

 

 

トマトは家庭菜園でも育てられることが多く、人気はトップクラスです、
家庭菜園で初めて育てる植物に選ばれることも多いです

 

ところが、いざ育ててみると、病害虫に悩まされることも、少なくありません。
かといって、薬剤に頼りきりになるのは抵抗があります。

 

トマト栽培で農薬を減らして育てるには、
どのようにすれば良いのでしょうか。

 

 

■トマト 農薬を減らすには?

 

トマトを育てる時に農薬を使うのは、病害虫の被害を出さないためです。
あるいは、病害虫の被害が出た時に、それを軽減するために使います。

 

ただ、できれば農薬を使わずに育てたい、という方は多いでしょう。
トマト栽培で農薬を減らすためにできることは、何があるのでしょうか。

 

・予防を完璧に
農薬を減らすには、やはり予防が欠かせません。
すでに病害虫の被害が出ていれば、それを抑える薬剤の使用も仕方ありません。

 

けれど、できる限り病害虫の被害が出ないように予防しておけば、
防除に必要な薬剤は使わなくても済みます。

 

農薬以外の防除方法は意外とたくさんありますし、
一般家庭でも気軽に実践できることが多いので、ぜひ試してみてください。

 

・生育ステージに合わせた予防
実は、トマトの栽培中に発生する病害虫には、発生しやすい時期が存在します。
例えば、定植直後はかいよう病やアブラムシが発生しやすくなり、
栽培中期は葉カビ病、栽培後半は灰色かび病や、
再びかいよう病が発生しやすくなります。

もちろん、栽培期間中を通して、
疫病やコナジラミ、ヨトウムシなどは発生しやすいので、気が抜けません。

 

けれど、発生しやすい時期に発生しやすい病害虫に合わせた予防法を行うことで、
効率的に防除することができます。

 

 

アブラムシ、最初は少数でも爆発的に増えます

 

 

■おもな病害虫の予防法

 

・害虫
トマトによくつく害虫には、アブラムシ・コナジラミ・ヨトウムシなどがいます。
予防として、飛来した害虫を忌避する効果のある、
銀線入りのネットやマルチの利用があります。

 

他にも、アブラムシやコナジラミは、黄色いものに寄る性質があるため、
黄色い粘着テープなどを近くに設置するのがお勧めです。

 

ヨトウムシの成虫が飛来して卵を産み付けないよう、
栽培している周りをネットなどで囲むのも有効です。

 

もし発生しても、粘着テープや箸を使ってこまめに捕殺することで、
被害拡大を食い止めることができます。

 

発生後、放置すると被害がどんどん大きくなっていくので、こまめな見回りと、
発見した時の素早い対応がポイントになります。

 

・疫病
疫病は、栽培期間中いつでも発生の可能性がある病気です。
少し気温が低く、葉面が湿った状態が続くと、発生しやすくなります。
症状はトマトの各部位に出るので、注意して観察します。

 

水はけの悪い土での栽培や、風通しの悪い環境、
肥料過多(窒素過多)が原因となることが多いので、

栽培環境を整えることが大切です。

 

・青枯病
青枯病は、気温が高くなってきた頃から発生が増えます。
というのも、地温が30度を超えることで発生が増えるためです。
地温が10度~20度と低いうちは、青枯病よりも根腐萎凋病の発生が増えます。

 

地温を上げないようにするため、敷きワラなどのマルチが有効です。
黒色マルチをしている場合でも、黒色マルチの上から敷きワラをすることで、
太陽光が直接マルチに当たらず、地温が上がりすぎるのを防げます。

 

・葉かび病
葉カビ病は、栽培中期に起こることが多い病気です。
抵抗性を持っている品種も増えてきていますが、
抵抗性を持っていたとしても、株の状態によっては発生が増えます。

 

葉カビ病は、トマトの樹勢が弱っている時に発生します。
つまり、スタミナ切れで体力が落ちた時に、かかりやすくなる病気なのです。

 

3段目~4段目くらいが着果する頃にスタミナ切れを起こしてしまい、
樹勢が不安定になることが多いです。

 

追肥を開始するタイミングには注意し、追肥後の灌水を控え過ぎないことが、
肥効を高めるポイントです。

 

 

曇りや雨の日にわき芽をかいたり整枝すると、その傷口から病気にかかりやすいです

 

 

・かいよう病
かいよう病は、栽培初期と後半に出ることが多い病気です。
一度発生すると、その後毎年発生するといわれていますが、
工夫次第で予防することも可能です。

 

かいよう病の原因となる菌は、土の中に存在しています。
その菌が、茎などにできた傷口から侵入し、症状を出すようになります。

 

特に、組織がまだ柔らかい若苗は、傷がつきやすく菌が侵入しやすい上に、
症状が出ると一気に広がります。

 

定植する時は深植えを避け、地際の土壌水分を下げておきます。
また、曇りや雨の日に大きめのわき芽をかいたり、
摘葉したりすると、感染の可能性が高まるので、避けましょう。

 

 

トマトが着果しても安心せず、見回りをしましょう

 

 

・灰色カビ病
灰色カビ病は、栽培後半になって気温が少し下がってくると、
発生が多くなります。

 

そもそも、灰色カビ病の菌は、死物寄生と呼ばれる寄生方法で、
枯れた花や葉から発生が始まります。

 

トマトの場合、咲き終わった花ガラや役目を終えた葉などが、
茎などに付着したままだと、そこから発生する可能性が高くなります。

 

役目の終わった葉は、適宜取り除いて風通しを良くし、
湿気がこもらないようにすると良いでしょう。

 

咲き終わった花ガラから発生する場合、落ちた花ガラが付着する場合もありますが、
最も多いのは、着果した実のお尻にくっついたままになる部分です。
草勢が安定していて健康な株では、花ガラが残ることが少ないといわれています。

 

肥料切れなどを起こしてスタミナが切れてくると、
花ガラが残って灰色カビ病の発生が増えやすくなります。

 

また、スタミナ不足によって葉枯病が出ると、
そこから灰色カビ病も併発することが多いので注意してください。

 

株の勢いがあれば花ガラが残りにくくなりますが、勢いが出過ぎるのは問題です。
勢いが強すぎると、早くに株が疲れて急激に弱ったり、樹ボケの原因になります。

 

灰色カビ病は、名前にある通りカビの仲間です。
湿度の高い環境では、発生を高めますし、発生したものを増大することにもなります。
過湿にならないよう、灌水量には注意し、風通しの良い環境を保ちましょう。

 

*詳しいトマトの栽培方法は、下記をご覧ください。

・トマト プランターの育て方
・トマト 地植えの育て方
・トマト わき芽かき・摘心の方法
・ミニトマト プランターの育て方
・ミニトマト 地植えの育て方
・ミニトマト わき芽かき


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